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めもめも ...〆(。_。)

認知心理学・認知神経科学とかいろいろなはなし。 あるいは科学と空想科学の狭間で微睡む。

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以前、ワタボウシタマリンが文法のような構造的ルールを認知して使用できるというネタを読んで喜んで食いついたらがっかりさせられたということがありました(このめも参照)。
しかし、しかしですよ、鳥類ではちゃんと文法的ルールについての研究が進められていたようです。
シジュウカラでの実験についてのプレスリリースがあったんですよ。
やはり重要なポイントとしては、個々の要素ではなくて特定の要素が特定の順番で組み合わさったときに、特定の反応をかえすというところですね。
まあこれに関しても「連合学習では?」という言い方もできなくはないんですが、とはいえヒトの構造的ルールの認知だって元をただせば連合学習に基づくものであろうし。
今後、他の要素も組み合わせて、「大きな要素への連合学習としての反応」ではなく「語順に意味を持たせている」というところを行動で示してほしいですね。
続報に期待。
このところ時空をひん曲げている当めもぶろぐでありますが、ちょっとシャレにならん事態になったので現世から更新することにします。

わたしは論文PDFその他のバックアップに、Copyというオンラインストレージサービスを利用していたのですが、なんとサービスが終了してしまうというお知らせがきてしまいました。
無料で大容量、かつローカルファイルとの同期が簡単にできるという神がかったサービスだったのですが、終了してしまっては元も子もない。
当めもぶろぐでも紹介をしていた(このめも参照)ので、わたし同様Copyを愛用していた方にも同様のお知らせが届いていると思います。
お知らせ自体はCopyを提供してくれていたBarracudaのサイトから読めます(ここ)。
サービスの終了自体は2016年の5月1日になるそうなので、それまでにデータを移しておいてね!ということらしい。
Barracudaは、Copyのデータを移す先としてMicrosoftのOneDriveを推奨していて、わざわざ移行するツールも作ってくれているのですが……(移行方法についてはここ参照
OneDriveなあ…Microsoftアカウント必須じゃないですか……
Microsoftアカウントいろいろめんどくさいんですよね…Office系ソフトみんなアカウントに紐つけられちゃうし…
あとローカルファイルと同期させたいんですよ。わたしとしては。
論文を仕事場でも家でも出先でも、オンラインのときはもちろんオフラインでも参照したいんですよ。
なのでGoogle Driveとかのオンラインがメインのやつも、まあやりようはあると思うんだけどぶっちゃけめんどくさい。OneDriveも似たようなタイプか?まああっちに関してはよくわかんない。

というわけで、むかーしに挑戦して失敗した(めももある)Dropboxあたりを試してみることにした。
なぜむかし挑戦して砕け散ったかというと、どうも某大学の強固な壁(プロキシとかそこらへん)に阻まれたようす。
まあ某大学の強固な壁は、Psychtoolbox導入の際にもものっそい強力に立ちはだかったからなー……(このめもの話

と、不安を抱きつつインストールしてみたらあっさりいけた。
そりゃもう「え…?」ってなるくらいにあっさりと。
ええーまじかよ。あの昔の苦悩はなんだったんだ。
今の所属先でも別方向に強固な壁あるはずなんだけど…(これについてはそのうち時空をまげて話したい)
どうも、Dropbox自体がプロキシ関連についてうまいこと対応するようになったっぽい?
まあ他の環境でどうなるかわからんのでそのへんは要検証。

で、だ。
Dropboxの残念なところとしましては、デフォルトでは2GBしか容量がないんですね。
一応誰かを紹介すれば、紹介者と非紹介者に500MBずつ追加されるそうなんですけど。
というわけで、一応紹介リンクつけときますね→ここからどうぞ
ただそれも上限は16GB。
今のCopyのローカルは…みたとこおよそ19GB。
ううーむどうしよ。てか現時点では全然足りてねえ。
有料プランも検討するか……さすがにこんな有名なサービスの有料プランがいきなり終了することはないと思いたいんだが……
(Copyにも有料プランがあって無料ともどもばっさりやられることは無視)
ちなみにDropbox有料プランは月1200円(9.99ドルらしい)で1TBまで(ここ参照)。
もしくは、Mendeleyの有料プランを検討するか……
Mendeleyの有料プランは月9.99ドルで10GBまで、月14.99ドルで無制限(ここ参照)。
えええー…じゃあDropboxのがよくね…?

あ、Mendeleyの設定どうしよ……
それはそれでまた設定し直すなりなんなりしないといかんのか……?
そうするとまた文献情報の重複が膨れ上がるんじゃ……
Mendeleyについては後で考えよう。

そんなかんじでまた苦悩の日々に逆戻りだ!
なんかいい方法があったらまた現世からお知らせするぜ。

それまでは、またたぶん細々と時空をねじまげていきます。
なので当分このめもがトップになることでしょう。
そのへん悪しからずご了承ください。
実験レポートに関して、「従属変数と独立変数がごっちゃになる」という相談はよく聞くし、そのたんびに「実験のデータにするほうが従属変数だよ!実験の条件とかで操作するのが独立変数だよ!」って答えてるのに、なぜか「おはしを持つほうが独立変数だよ!」ってデマが急に脳内に浮かんで消え去ってくれない。いやさすがにこんなデマをリアルで流す気はないけどさ。だいじょうぶか自分。


とりあえずヒト成人相手の心理学レポートを書く学生たちには、「"被験者"と"実験参加者"をおんなじレポートに混在させるんじゃない!!」と念を押しておきたい。
いやわかってる学生には「そらーそうだろ何言ってんの」案件だし、何もわかってない学生には「え?それってどう違うんですか?」案件なのもわかってるんだけど。
それなりに心理学の古い本も新しい本も読んで、大学生活もちょっとこなれてきた学生には混乱の元だと思う。「とりあえず文献とか資料にあるまんま書いてやればいいや」と思ってるのではないか。いやわかんないけど。

ところでこれ発達の分野とかだとなんて書くんだろうね。被験児と実験参加児でニュアンス違ったりとかするんだろうか。
比較の分野だとどうなんの?被験体と実験参加個体?
今度そこらあたりの人に聞いてみよ。

それはともかく、1このレポート/論文の中で用語を統一しなさいよっていうのは何度も周知指示しとかないとうっかりする学生もいる(もちろんしない学生もいるけど)ってのは最近の実感です。
日本語でつかってた用語をいきなり英語にしたりとか、その逆とかもよろしくないからね!
反応時間/Reaction timeで例をとると

1)~~反応時間を測定した。~~の反応時間は… →○
2)~~Reaction timeを測定した。~~のReaction timeは… →○だけど、その用法だと3)の使い方のが一般的では
3)~~Reaction time (RT) を測定した。~~のRTは… →○ 4)のほうが丁寧かも
4)~~反応時間(Reaction time: RT)を測定した。~~のRTは… →○。 ここでコロンをつかうべきかセミコロンをつかうべきかいっつも迷う
5)~~反応時間を測定した。~~のReaction timeは… →×
6)~~Reaction timeを測定した。~~の反応時間は… →×
7)~~反応時間を測定した。~~のRTは… →×
8)~~RTを測定した →いくら省略が一般的なRTといえど、初出くらいはちゃんと省略せずに書いたほうがいいんじゃないかと思うが、このへんは媒体によるかも

とまあこんだけパターンが考えられるけど、基本的に統一すること&省略したいのなら初出時ちゃんと書いて省略形も併記しとくってのを守っておけば大丈夫なはず。
今回もレポートの話。
レポートの話に関してよく槍玉に挙げられるのが、いわゆるレポート販売サイト。
まあ実験課題とか検索するとけっこうひっかかってくるから、ネットで情報を得ようとするとその手に飛びついてしまうって気持ちも予測できなくはない。
ただ当然そんなのはレポート見る側も予測できてるからチェックしてるし、ばれたら点ががつんと低くなる(やさしいところは。きついところだと単位があやうくなる)のは当たり前。
…なんだけど、それ以前に、「レポート販売サイトに出てるレポートってぶっちゃけあんまりレベル高くないんじゃね?」ってことを知らせておきたい。ぶっちゃけたい。
まあ営業妨害になると怒られるかもしれんので、個々のケースの話はしませんが、「これうちんとこきたらがっつんがっつんツッコミいれちゃうよー」みたいなのは多い。
引用元を明らかにしていないとか。
あまつさえ文献の文章そのまんま写してるとか(剽窃ですよ!)。
事項を並べてるだけで、ちっとも論理的じゃないとか。
考察に、結果のまとめだらだら書いてるだけとか。
そもそも全体的に全然説明が足りてないとか。
そういう「元々レベルの高くないもの」を参照してレポートを作ったところで、果たしてそれはレベルの高いレポートになりうるのだろうか?ってのをちょっと考えてほしいね。
いやまああのレベルで十分、っていう授業も世の中にはあるだろうけど。
にしても、そもそも怒られて減点されたり単位がでなくなったりするリスクを冒してまで参照すべきものか?ってのは考えてほしい。
たぶん君が文献参照しながらがんばって書いたほうが、完成度は高くなると思うよ!
いやまじで。
期末時期が近づいてくると学生も先生も頭を抱えるレポートあれやこれやですが、そういう現場まっただなかに放り込まれている立場から言えることを述べておきたい。

例の事件やなんやかやで、「剽窃=コピペはどうも悪いことらしい」という認識がちょっと広まったかなーとか甘いこと考えていたのですが、やっぱりその程度で世の中どうにかなるほど甘くなかったぜ!

具体的に体験した例を問題ない形で抽象化したかたちで言うとですね、「コピペは悪→じゃあコピペじゃなきゃ悪くない→文献見ながら手打ちすればいい!」って考え方する場合だってあるんだぜ、と。
(……これくらいなら言ってもいいよね?特定の誰かの発言じゃないし)
もちろん、それも「剽窃」なんですが、「剽窃」というものが何かというのを理解するのって意外と難しいぞ!ってことがわかった。
定義だけで説明してもだめだし、例示で説明しても「じゃあそうしなければいいよね」ってなるし。
両方をうまく回さないといけないんだな。

どんな媒体であろうとどんなツールをつかおうと、他人の書いたものを原典示さずに自分のレポートなり論文なりに書いたら剽窃だよ!
「一 字一句そっくり同じじゃなきゃ剽窃にならないよね!ちょっと語尾かえたらいいよね!」ってのもアウトだよ!それは「直接引用」にならないだけであって、 「間接引用」として当たり前の話だし(そもそも間接引用はもう少し文脈に合わせて文をカスタマイズすると思うけど)、間接引用だって原典示さなきゃ他人の ものを自分のものに見せかけてるって点では一緒だよ!
それと、「引用」っていうのは「直接引用(原典の文章をそのまま写すこと)」だけを指すと思っている学生って少なからずいる。
まあ大学によるのかもしれんが、いるっちゃーいるのである。
間 接引用(文献の内容を自分なりにまとめる)も立派な引用だよ!むしろ研究者の間では間接引用を推奨してるよ!直接引用が多すぎる論文なんかへたしたら受け 入れてもらえないぜ(知らない学生が偶然検索でここを見ないとも限らないから説明しておくと、論文というのは書いたら終わりじゃなくって、ふつう論文を載 せているジャーナルに投稿して、審査を受けて、パスしたら掲載されるけどダメって言われたら突っ返されるというシステムがある。つまり直接引用だらけの論 文は突っ返される可能性がある)!
だから「引用元明らかにしてるのにー!」って主張しても、直接引用だらけのレポートは「自分で文章書いてない」 という点で減点されても文句は言えないんだぜ原理的には。まあそのへんは各大学各学部各講義で違うから一般化できないけど。でもそういう観点から直接引用 だらけのレポートを減点する先生がいても、それはむしろ普通のことなんだぜ。

こういうことは折に触れていうようにしているけども、果たしてどれくらいの学生の記憶にとどまってくれるのかは不明。
まあそのへんは学生を信じるしかないよねー。
それと自助でこういう情報を探す学生がいるかもしれんと思って一応書いてみる。
まあ本当に検索でたどり着くことがあるかどうかはわからんが。
情報のありかは多いほうがいいだろう。
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