めもめも ...〆(。_。)
認知心理学・認知神経科学とかいろいろなはなし。 あるいは科学と空想科学の狭間で微睡む。
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某研究所の最寄り駅で、明らかにアウトなかんじの「似非脳科学商売」をしてる建物を見かけて脱力した。
神経科学で大活躍の某研究所があるというのにその体たらくかよ・・・
いったいどうすれば神経科学リテラシーは世に広まるんだ。
というわけで、最初のステップとして、なんかもーまじめに考えるのがめんどくさいひと向けの似非「脳科学」指針とか作ってみたらどうだろうか、と思っててきとー書いてみる。
思いつきなのでブラッシュアップの必要性大。
似非かどうかを見分けるポイント
・「神経科学」ではなく「脳科学」を使う
(ただし最近は、大学の先生が学部生向けに「脳科学」って諦めて言っちゃう事例も多いので注意)
・左脳とか右脳とか言っちゃう
(本職は「左半球」「右半球」って言う。これ言うやつはたいがいアウト)
・「○○脳」ってフレーズを使う
(本職は「○○に関する脳部位」というような表現を使う。だって特定のことだけしてる脳部位ってたぶんない。んでもごく稀に、マスコミウケを狙ってこの手の物言いする先生もいらっしゃるとかいうウワサ。ただしダークサイドに落ちかけてる可能性あり)
この3つが揃ってしまったら、たぶんアウト。
2つでも、まあだいたいアウト。
1こだけなら・・・まあわざとわかりやすくしている可能性もあるので様子見。
これでどれくらい見分けられるようになるのか、ちょっと試してみたい。
ここからさらにステップアップして精度の高い見分け方を実につけるには、「対照実験」という考え方だとか統計的な考え方とか必要になるので、このへんはちゃんと高等教育でフォローしてほしい。
そんなん勉強する気にならんくて、とりあえず当座の間似非「脳科学」とそうでないものを見分けたいひとはこの3点のふるいを使ってみて欲しい。
・・・まあ、効果があるにしろないにしろ具体的なふるいわけの結果ってここに明記できないかもしれませんけど。
神経科学で大活躍の某研究所があるというのにその体たらくかよ・・・
いったいどうすれば神経科学リテラシーは世に広まるんだ。
というわけで、最初のステップとして、なんかもーまじめに考えるのがめんどくさいひと向けの似非「脳科学」指針とか作ってみたらどうだろうか、と思っててきとー書いてみる。
思いつきなのでブラッシュアップの必要性大。
似非かどうかを見分けるポイント
・「神経科学」ではなく「脳科学」を使う
(ただし最近は、大学の先生が学部生向けに「脳科学」って諦めて言っちゃう事例も多いので注意)
・左脳とか右脳とか言っちゃう
(本職は「左半球」「右半球」って言う。これ言うやつはたいがいアウト)
・「○○脳」ってフレーズを使う
(本職は「○○に関する脳部位」というような表現を使う。だって特定のことだけしてる脳部位ってたぶんない。んでもごく稀に、マスコミウケを狙ってこの手の物言いする先生もいらっしゃるとかいうウワサ。ただしダークサイドに落ちかけてる可能性あり)
この3つが揃ってしまったら、たぶんアウト。
2つでも、まあだいたいアウト。
1こだけなら・・・まあわざとわかりやすくしている可能性もあるので様子見。
これでどれくらい見分けられるようになるのか、ちょっと試してみたい。
ここからさらにステップアップして精度の高い見分け方を実につけるには、「対照実験」という考え方だとか統計的な考え方とか必要になるので、このへんはちゃんと高等教育でフォローしてほしい。
そんなん勉強する気にならんくて、とりあえず当座の間似非「脳科学」とそうでないものを見分けたいひとはこの3点のふるいを使ってみて欲しい。
・・・まあ、効果があるにしろないにしろ具体的なふるいわけの結果ってここに明記できないかもしれませんけど。
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カテゴリ説明
もっさり:日々の雑感をもっさり。
がっつり:論文や研究関連をがっつり。
びっくり:科学ニュースでびっくり。
まったり:空想科学などでまったり。
ばっかり:デザイン系自己満足ばっかり。
ほっこり:お茶を嗜んでほっこり。
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あと記憶全般。
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でも基本なんでもこい。
好奇心は悪食。
好きな作家(敬称略)
川上弘美
小林秀雄
津原泰水
森茉莉
レイ・ブラッドベリ
イタロ・カルヴィーノ
グレッグ・イーガン
シオドア・スタージョン
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いやまあ場合によってはそうでもないというかその・・・うにょうにょ。
ほら、○○の部分に今話題のアレとかアレとか入る場合、いちおー世の中的には・・・
あれこんな時間に誰か来たのかなくぁw背drftgyふじこlp;@:
で、業界外に出て「脳の研究者」という顔をすると、否応なしにそういう「似非」どもが撒き散らした害毒の影響を受けるハメになる。「ゲーム脳って本当にあるんですか?」「脳トレって本当に脳に効くんですか?」という質問を非専門家の人々からされた回数なら、おそらく両手両足の指の数を5倍ぐらいしても足りないことでしょう。
それが自分の身の回りの与太話で済んでいれば良いのですが、例えばいつの間にか政策決定層にまで食い込んでいて、科学技術政策のみならず一般政策にまで影響が及ぶなんてことになったらとんでもない話です。拙blogでもよく論じていますが、それは絵空事でも何でもなくて割と実体化しそうな問題です。
ということで、こういう現場からの声をどんどん挙げていくことは極めて大事なことだと僕は思っています。
そうなんですよねー。
ただ、結局わたしは実験心理学のことと、神経科学のほんのちょっぴりのことしかわからないのです。
友人に化学を専攻していた人がいますが、「似非神経科学にはめくじらたてるのに、似非化学にはかんたんにだまされるだろう」というような指摘を以前受けたことがあります。
結局、その分野に詳しいひとがある程度ガイドライン作らないと、詳しくないひとは簡単に惑うものなのだなあ、と思いまして。
とりあえず、わたしがわかる範囲で、ごく簡単な「ガイドライン」をまわりに伝えてみようと思った次第です。
>「ゲーム脳って本当にあるんですか?」「脳トレって本当に脳に効くんですか?」
・・・なんという「あるある」・・・。
ちなみに心理学ですと「わたしが今考えてることがわかるんでしょ?」というトンデモな質問が加わります。
そんなSFなことができるわけないしー。
それっぽい話題としてデコーディングは魅力的ですが、そんな無茶振り「マインド・リーディング」にたどり着ける日が果たしてわたしの生きてるうちにくるのかどうか。
>科学技術政策のみならず一般政策にまで影響が及ぶなんてことになったらとんでもない話です。拙blogでもよく論じていますが、それは絵空事でも何でもなくて割と実体化しそうな問題です。
とんでもないですが、時々ひやっとさせられますね。
わたしが一番ひやひやしていたのは、数年前に起こった発達障害と犯罪を結びつける論調ですね。
不安につけこんで飛躍的な話に持ち込まれると、専門家の主張なんて不安の前にふきとばされてしまうのだなあ、としみじみ思いました。
強烈な印象の似非科学主張への特効薬がないのなら、地道に似非科学免疫をつけてもらうしかないですね、やはり。