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めもめも ...〆(。_。)

認知心理学・認知神経科学とかいろいろなはなし。 あるいは科学と空想科学の狭間で微睡む。

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新しい仕事場ではすぐ近くにイメジング装置のある建物があるのですが、ちょくちょく液体ガスのタンクを積んだトラックが横付けしています。
3分の1くらいの確率で、トラック車体横に書いてある社名が「~~酸素」なので、「酸素がヘリウム運んでる!」と言ってきゃっきゃしているのですが、このギャグあまり受けがよろしくないもよう。
なぜなのか。

……ヘリウム納入している業者は「~~酸素」ではなかったもよう。
惜しい!!!(何が?)
異動しました。

住み慣れたちほーを基本的に出たことなかったのに、わりと国内遠くに行ったので、気分は完全に細雪の雪子さんですが(そんなお嬢様キャラじゃねえ)、つよく生き延びていく所存。
実験用プログラム問題、PsychoPyに移行したからといって描画の制御がまたヒトの手に戻ってくるわけではないのだが、Psychtoolboxだと同期無効にしないとエラーはいちゃうのがめんどい。
そもそも、どんだけめんどくさい手続きをふんでもいいからDWMを切れるようにしといてくれたらいいだけなのにどうなってんだよマイクロソフトさんよぉ。

こういう愚痴を吐くと、知覚系じゃない同業者はたいがい「でもまあ数フレームなんて誤差の範囲だよね…」ってぬるーく濁される。
非心理の知り合いは「え、そんな細かい制御何につかうの?」ときた。

このへんの愚痴を一番理解してくれたのは、格ゲーを嗜む弟だけであった。
「1フレ遅れたら何されてもおかしくないもんな!ひっでえな!」って。
もはや技術の粋はゲーム業界にあるのだなあ。
ゲーミングPCって視覚実験にけっこう向いてるしな…

なんなんだろうなこういう結局は自分の周りに戻ってくる現象。
タイトルがなげぇ。


まあ内容はタイトルの通りです。ただし情報がすでに古い可能性はあるのでそこはご勘弁を。
Psychtoolboxから移行せざるを得ない状況になったのは既に説明の通り、というわけでPsychoPyでもやってみよっかなーとなったわけですが。
PsycoPy導入してもいいけどスターターキットに相当するStandalone distributionだとPythonがPsychoPy下にインストールされてあたかもPsychoPy専用みたいになってしまうようだ。
参照:http://www.s12600.net/psy/python/18-1.html
昔PythonでLSAできるってことを知ったのでできればLSAつかえる環境とPsychoPyを併存させたい。

でも地道にちまちまパッケージをいれるのはめんどう…
ということでAnaconda入れることにした。

http://www.psychopy.org/installation.html#dependencies
を見ながら、Anacondaが持ってるもんチェック。

NumPy
SciPy
matplotlib
openpyxl
lxml
pywin32(windows用)
はある。

avbin
pyglet
pyo
wxPython
がない。

もしWindowsでパラレルポートでのやりとりが必要ならば、
winioport
inpout32
inpoutx64
あたりが必要。これはまあ環境による。

というわけで足りないものを補ってやる場合のめも。

1)avbin
https://code.google.com/p/avbin/
からZIP落としてそこから得たdllをc:\Windows\System32にコピーしてインストール

2)pyglet
pipとかいう方法でインストールしてやらねばならんっぽい。
Proxy下でのつかいかたは
http://qiita.com/FJKei/items/5589ad89eed14e486d27
http://d.hatena.ne.jp/rudi/20110107/1294409385
などを参照しつつサーバやらポート番号やらめもって挑む。
ちなみにこのpipはAnacondaのコマンドプロンプトで実行しないといかん。
pip install pyglet==1.1.4 --proxy=【サーバ】:【ポート番号】
でいけるっぽい。
このへんが詰んだときは
http://morimori2008.web.fc2.com/contents/PCprograming/python/pythonAnaconda.html
が参考になるかも。

3)wxPython
http://wxpython.org/download.php
からwxPythonの実行ファイルを入手
(SourceForgeを経由する点注意←なぜかというと某大ではSourceForgeは悪質サイト認定をくらって大学のネットからはアクセスできないから。)
インストールするとAnaconda勝手に立ち上がってコンパイルしてくれる。
PsychoPyのDependenciesみたらVer2.8.10か2.8.11じゃないとだめで2.9は入れるなって書いてあるけど、公式はもはやVer.3しか配布していない。
http://www.psychopy.org/changelog.html
を見たらPsychoPy 1.81.00で
application is now compatible with wxPython 2.8, 2.9 and 3.0
って書いてあるから気にしないことにする
だったらDependenciesも更新しろや!!!!
(ちなみにpygletは1.77.00でsupport for pyglet version 1.2 alpha (but 1.1.4 is still recommended - it appears to render faster)っていってるから1.1.4いれるのが依然推奨みたい)

4)pyo
wxPythonを先にインストールしないといけない点に注意。
以下から実行ファイルを入手(ただし例によって某大ではアク禁くらった)
http://ajaxsoundstudio.com/software/pyo/
コマンドプロンプトからデモを見ろとかいろいろ言われるけどスルー。

5)パラレルポート関連
winioport <http://www.geocities.com/dinceraydin/python/indexeng.html>
はもう配布サイトが存在していない。
Changelogにも言及がない。謎。まあinpoutとかのほうで代替できるから気にしない。

inpout32 <http://logix4u.net/parallel-port/16-inpout32dll-for-windows-982000ntxp>`
はサイトがあるけどZIPがもう配布されていない。
代わりに
http://www.highrez.co.uk/Downloads/InpOut32/
で入手できる。
Win32というフォルダの中のInstallDriverって実行ファイルでよしなにインストールしてくれるみたい。
inpout32ってのがあるのにinpout64.sysがインストールされた。


なんやかやで必要な部品がそろったら
pip install psychopy
で1.82.1をインストールしてくれる(ショートカットは作成してくれないみたい)ので、
【てきとうなパス】Anaconda\Lib\site-packages\psychopy
とかをみて
Anacondaあるフォルダ内のpsychopyApp.pyをPythonで実行するショートカットを作っておくとべんり。


だいたいこんなかんじでなんとかなるっちゃなるけど、Standalone PsychoPyでさくっとインストールするのが一番楽。
LSAはめったにやらんので、むしろそっちをPsychoPyに合わせたほうがいいのでは…という気もする。

古典新訳だと思ったらイタリアンコントだった。
何を言って(ry

としかいいようのないロダーリ「猫とともに去りぬ」。

いやーこれ通勤中に読むの向いてないわ!だって吹くもん!完璧にコントだもん!
解説を読んだらロダーリというヒトは児童文学の畑だったようですが、だとしたらイタリアのこどもパネェな。ちいさいときからこんな不条理でたのしいコントにさらされるなんて…
って思ったけど日本にも落語とかあるしな。ということは日本のこどもには落語を与えるべきなのか。
ファンタジーの突拍子もなさとそれでも日常と地続き感を保っていられるあたりはみんなだいすきカルヴィーノも連なる系譜か。ほんとどうなってんだイタリア。

おさえておくべき登場人物は栓抜き工場のマンブレッティ社長。わかりやすく俗物。わかりやすい俗っぽさで出てくる話みんなしっちゃかめっちゃかだよ!
俗物っぷりはまだわかる。日本昔話でいうといじわるじいさんかよおまえってポジションな。でもそこから奇想天外がぶちこまれてコント化するんだよ…整然とした昔話がふっとぶわ…
話のあらすじとしては昔話をなぞっているものも多い(「社長と会計係 あるいは自動車とバイオリンと路面電車」はおそらく白雪姫、「ヴィーナスグリーンの瞳のミス・スペースユニバース」はまぎれもなくシンデレラ)んだけど、あらすじなんかどうでもよくなる勢いでそのまわりのもろもろが笑いを誘う。神は細部に宿るというが、それってたぶん笑いの神なんじゃねーかなー。

そんなかんじで好きなのを3本選ぶとしたら、魔女がむちゃくちゃな商売をする「ベファーナ論」、ピアノを連れたウェスタンマカロニ「ピアノ・ビルと消えたかかし」、発達心理の研究者にぜひ読んでほしい全能赤ちゃんコント「カルちゃん、カルロ、カルちゃん あるいはあかんぼうの悪い癖を修正するには……」かな。
ベファーナ論はいちいちオチに吹く。ピアノ・ビルはもう情景が不条理コント。カルロの話はまあ発達心理をいっちょかみしてたら「あぁー…!」ってなるんじゃないかな。今度発達心理の知り合いに薦めてみよう。
くっそ本当イタリア文学どうなってんだよ。
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