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めもめも ...〆(。_。)

認知心理学・認知神経科学とかいろいろなはなし。 あるいは科学と空想科学の狭間で微睡む。

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せっぱつまってくると、必要のある論文しか読まなくなるねー。
こころによゆうがないねー。
もうちょっとおちついたらちゃんと論文読んだりします。
今は読書が現実逃避だけどな!


まあそんなわけで、コナン・ドイル『失われた世界』読了。

…なんで今更そんなものを買ったかって?

…友人に頼めばただで翻訳済み原稿なりオリジナル版なりを貸してくれそうなのがわかっててなぜ買ったかって?

これを見てもらえば。


これだ、これ。

PICT0086_s.JPG

「わるもの」なんぞで有名なアランジ・アロンゾですよ。
www.aranziaronzo.com/index.html
わたし本店も行ったことありますよ!
リアルてつも見てきましたよ!

…表紙とっかえキャンペーンを今までばかにしていてごめんなさい。
そんなんに釣られるやついんのかよーとか言っておいて思いっきり釣られててごめんなさい。

だってこれは買うだろ。
かわいいもの好きの書痴ならば。
これはもうしょうがないだろ。

つまり、ばっちり創元さんの罠にはまったわけです。
いやこれはもうしかたない。
だって限定表紙だぜ。
そしてこのかおだぜ。

これはホームズさんではなくチャレンジャー教授ものですが、どっちかってーとわたしはチャレンジャー教授のがすきです。
こどもっぽいと言われるかもしれませんが。

まあまったりまったり。


原題The lost worldでぴんとくるってーかハリウッド映画的なイメージがつきまとうってーか、まああの表紙で一目瞭然なとおり恐竜ものです。
南米某所に土地の隆起で周囲と断絶した地域ができてて、その秘境に滅んだはずの動物やら未知の動物がいるよ!って話です。
しかしまあそんなものはどうでもよろしい。
この本の魅力は、秘境や珍しい動物ではなく、強烈な人物にあるのですから。

図体も態度もでかくて、頑固でおちゃめで頭脳優秀なチャレンジャー教授。
語り手であり度胸のあるヘタレな新聞記者マローンくん。
チャレンジャー教授の説を疑って旅に同行する、典型的細身大学教授のサマリー教授。
銃の使い手で狩の名人、スポーツマン貴族のジョン卿。

この4人が、今となっては古式ゆかしいぐらいの、典型的どったんばったんを繰り広げるわけですよ。
相手は原住民だったり密林の障害物だったり、秘境に辿り着いてからはさまざまな謎の生物だったり。
古典的冒険小説の体を成しているわけです。
まーそれだけだったらただのどたばた活劇ですが、チャレンジャー教授がそうはおろさないわけです。
ことあるごとにサマリー教授とけんかごしの学術的(中にはそうでないものも)議論をしたがる。
このへんの戯画化された人物像ってのもまた今となっては古式ゆかしいかんじ。
シルエット的にもこれ古式ゆかしい定番だよね!
マリオとルイージとか。
シュワちゃんの出てたツインズとか。
ブルースブラザーズは…あれは単に対比でエルウッドが細く見えるだけですけども。
まあそんなかんじで、愛すべきずんぐりむっくりとやせっぽちのっぽの対提示。
そしてたいがいずんぐりむっくりのが強気。
あ、そういえばうちの2ひきのおとうともそんなかんじだ。
いやあ古式ゆかしいなあ!

人物描写に関しては、それはもうホームズで発揮されてるのと同様、ステレオタイプを利用しながらもさらにいきいきしたかんじですよ。
ああ古典はリーダビリティが高いなあ。
見習え現代小説書きどもめ。
かといってケータイ小説でボカーン☆とかやられても困るわけですが。
そのへんの按配が最適だからこそ古典は生き残るんだろうなあ。

まあこのリーダビリティであってこそ、通学中にちまちま読む読書形態で何の問題もなく楽しめたわけです。
壮大な設定の長編とかはさすがに細切れだとめんどくさげだ。
『百年の孤独』とか。
そいやあれってSFに分類できないかな?かな?
『変身』をSFって言っていいならあれもSFだろー。
なんでもSFにして委員会を結成しよう!

ネタバレ的感想を述べるなら、××が逃げちゃうのはあーあってかんじですな。
ちうか放置でいいのかよと。
そこらへんのおおらかさにも古式ゆかしいかんじを受けた。
プロローグとエピローグは完全に蛇足。
だがそれがいい、って言うんだろうな当時の読者は。


忙しいときほど現実から逃げたくなります。
あー今年海いけるかなー。
超発展したすごい科学技術の出てくるSFが読みたいなー。

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