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めもめも ...〆(。_。)

認知心理学・認知神経科学とかいろいろなはなし。 あるいは科学と空想科学の狭間で微睡む。

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ともだちに教えてもらったバファリンのサイトwww.bufferin.net/special/がかわいい。
りすがでてくる。
ただし非常に重い。
ちろっと見たら閉じようと思ってたのに、「閉じよう」と思ったときにりすがかわいいしぐさをしやがる。
…こいつ…狙ってやってやがる…ッ…!!!
重いとわかってるのに閉じられない…ッ!

つーかここのCGまじきれいですね。
昔実験刺激用に3DCG使ってたことがあるんですが、これ相当なめらかですよ。
まあでも「その道で食べていく」ってそういうことなんだよな。

じゃあ研究の道で食べていきたいわたしはもっとなめらかに英語で研究を説明できなければいけないのにな…
単語や言い回しがちっとも思い浮かばないよ…
どうゆう修行したらいいんだろうねえまったく。

現実逃避に読んでいる『死者の書』かなり面白いです。
今ようやくぶさいく犬が出揃って、ホラー的展開が始まりだしたところです。
んでもこのホラー展開に入るまでが、せつないぐらいしあわせで怖い。
ホラーになるってわかってんのになんでここでしあわせ描写するかな!
このしみじみ感壊されちゃうの!?ねえ壊れちゃうの!
思った以上にえげつなくてせつなくて面白い。

この話、「伝記を書こうとして田舎町に行ったら事件に巻き込まれる」タイプなんですが、これってアメリカ小説おやくそくパターンなんですかね?
なんか似たようなパターン読んだよな、と思ったら『猫のゆりかご』がそうなんだった。

というわけでいい機会だから、『猫のゆりかご』感想を消化しときます。


いちおうあまぞんさんのをはっときます。
www.amazon.co.jp/%E7%8C%AB%E3%81%AE%E3%82%86%E3%82%8A%E3%81%8B%E3%81%94-%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%82%AB%E3%83%AF%E6%96%87%E5%BA%AB-SF-353-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%8D%E3%82%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%A2/dp/4150103534/ref=sr_1_1

あらすじ。
原爆開発メンバーの一人の伝記を書こうと、遺族の消息をたどっているうちに、すべてを嘲笑うかのような新興宗教「ボコノン教」がのんびり広がっている島国に行くことに!
そしてその科学者が発明した怖ろしい物質にまつわる事件にまきこまれる…!

ネタバレ。
世界滅びちゃいます。
こいつらのせいで。

いや、世界滅ぶ系って、最終的に人類の希望だけ残して…とか再生の希望を見せて終わるのが多いじゃないですか。
でもこれ、すべて滅びます。
人類だけじゃなくていろんな生物が滅びます。
アイスクリームを味わうかのごとく破滅を舐め取って愉しむ小説です。
「ああ世界滅亡しちゃうんだ」って結末を知ってても、その破滅味は十分愉しめます。

今読んでいる『死者の書』は、しあわせそうなエピソードやら日常やらがあって、そこから転落する恐ろしさが秀逸なかんじ(まだ読みきってないのでなんとも)ですが、『猫のゆりかご』ではわりあいはじめっからトバしてます。
常に「いかれた」事象がまわりをぶんぶんうなって飛び回っているかんじ。

中でも気に入ってるエピソードは、とある研究所の「いかれた」エレベーターおじさんが、「Research(研究)ってのは、すでにsearchされたものを再び(re)みつけるんだよなー」的なことを言って主人公に絡んでくるところ。
ただの与太話にしか見えませんが、それってイデア論であると同時に、一度開発されて行方が知れなくなっていた問題の物質のことを暗示しているような気がしてきた!

すんげーアイロニーがこてんぱんにまぶされているのに、どこかのんきで、そのぶんうらさびしくて、なのに明るくすべてが滅びていきます。

モノガタリのキーでもある「ボコノン教」の、底抜けの明るさが一因になっているようですね。
「ボコノン教」について詳細を語ってしまうと、あらすじネタバレ以上にさみしいことになるので、興味のある方にはぜひこの本を手にとって読んでいただきたい。
ちなみに、ボコノン教がどんなかんじかというと、わたしは「空飛ぶスパゲッティ・モンスター教」を連想しました。
空飛ぶスパゲッティ・モンスターに関するうぃきぺはっときますね。
ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E9%A3%9B%E3%81%B6%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%B2%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E6%95%99
これをニヤニヤよろこんでしまうひとは、きっと「ボコノン教」が気に入ると思います。
空飛ぶスパゲッティ・モンスター教徒はぜひこれを読むべきだ!
と思ってるんですが現在わたしの知人には教徒いないんですよね。残念ながら。
教徒がいたらおともだちになりたいような。
いっそそそのかしてボコノン教に改宗させたいような。
まあこれも空想ですけどね。

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