めもめも ...〆(。_。)
認知心理学・認知神経科学とかいろいろなはなし。 あるいは科学と空想科学の狭間で微睡む。
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いつまでもべそべそしているのはめんどくさい&1回べそべそしたら割とそれで気が済むので、どうしたらいいか考えた。
生身の人を頼れないなら文献を頼ればいいジャマイカ。
ということで、自分が読むよーな神経科学メジャー雑誌のCurrent issueから5本まで遡ったうちのMRI研究がどういう解析で載ってるのか数えてみた。
数えるっていうかだらっと書き出してみた。
長くなったのでしまう。
生身の人を頼れないなら文献を頼ればいいジャマイカ。
ということで、自分が読むよーな神経科学メジャー雑誌のCurrent issueから5本まで遡ったうちのMRI研究がどういう解析で載ってるのか数えてみた。
数えるっていうかだらっと書き出してみた。
長くなったのでしまう。
<Journal of Neuroscience>
コントラスト&ベータ値、ロジスティック回帰、部位と部位のBOLDの相関
コントラスト、%SC、フェーズ間の相関
コントラスト、conjunction analysis
ROIの%SC、コントラスト
コントラスト、%SC、パタン分類
コントラスト、行動との相関
コントラスト
ROIのベータ値、相関とかからのconnectivity, connectivityとベータ値や行動との相関
ROIの%SC
parametric regression analysis、%SC
コントラスト、解剖的ROI、行動との相関
コントラスト
コントラスト、%SC
<Journal of Cognitive Neuroscience>
コントラスト、解剖的ROI
コントラスト、%SC
ROIの活動とRTでregression analysis
DCM
コントラスト
コントラスト
コントラスト、ROI adaptation、行動との相関
コントラスト
コントラスト、解剖的ROI
解剖的ROI
Bootstrapped position discrimination analysis
コントラスト、%SC
コントラスト、部位間の相関
ROIの%SC
コントラスト、解剖的ROI
コントラスト、行動との相関
コントラスト
コントラスト、Time course
コントラスト、ROIの%SC
コントラスト
コントラスト、ROIの%SC
ROIの%SC、コントラスト
解剖的ROIの%SC
パタン分類
コントラスト
ROIの%SC
コントラスト
ROIの%SC
コントラスト
コントラスト
解剖的ROIの%SC
コントラスト、行動との相関、パタン分類
コントラスト
解剖的ROIの%SC、DCM
コントラスト、ROIの%SC
コントラスト、ROIの%SC、A correlation analysis based on “seed” time courses
ROI adaptation
コントラスト
コントラスト
コントラスト
コントラスト、解剖的ROI、パタン分類
とちゅうから(ちうかけっこうはじめから)しぬほどおおざっぱになっているのはまあざっぱに把握できたらそれでよしというのが目的ってことで。
他にNeuronとかNeuroImageとか見ようかと思ってたけどとりあえずもういいや。
コントラスト多いな。コントラストつえー。
むしろJCNのMRIの多さ、JNSのMRI率の低さにびっくりしたわ。
まあ雑誌の背景を考えると当然か。
もっともっと高いIFのとこならもうパタン分類的なことばりばりってかんじなんだろーけど、意外とコントラストを地道にとった(だけの)研究も多いのね。
方法で奇をてらうわけでもなし(それはNeuroImageな印象)、地道に理屈を練ったほうがいい気がしてきた。
うむ。もうちょっとかんがう。
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がっつり:論文や研究関連をがっつり。
びっくり:科学ニュースでびっくり。
まったり:空想科学などでまったり。
ばっかり:デザイン系自己満足ばっかり。
ほっこり:お茶を嗜んでほっこり。
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「ボタンを押すだけ」なら本当に標榜するとおり、サルでも「ねこでもできてしまう」んですよね。余談ですが昔うちで飼ってたねこは冬のさむいとき自分でストーブのスイッチおしてあったまってましたし。
すげー興味あるA条件とベースラインのコントラストがおもろげな部位で出たー、けど念のためでおさえといたB条件とベースラインとのコントラストはあんましぱっとしなかったよー、だから・・・という論理展開をおおざっぱに考えていたのですが、「コントラストが出たからってどこまでのことがいえるんだろう?」とふと不安になったのです。
A条件とB条件の差として、とある機能Xを想定していて、A条件でのみ「光る」部位は機能Xと関係している!という議論をしてもいいものなのかどうか。
それは「A条件を遂行するときの機能X」を反映してるかもしれないけど、A条件に関係する別の機能を反映してるかもしれない。
もっとこまかいことをいえば、それは機能Xに必要なX'を反映しているのかもしれないし、機能XによってもたらされるX''を反映してるかもしれないし、別の機能Yを反映しているか、同様にY'やY''を反映してるかも・・・ということも言えてしまうかもしれない。
てっとりばやく機能Xっぽい実験でその部位が出てきた先行研究をひっぱってくるだけで議論ができるのか、それとも機能Xが関与していることをつきつめるために更なる解析や実験が必要になるのか?
でもそんなこと言ってたらいつまでたっても解析や実験が必要になってゴールが見えなくなってしまうような気もするし・・・
つまるところどこまでが成立しうる(論理的に妥当な)仮説になるのか?
というあたりで思い悩んでいるのです。
ぶっちゃけた話、心理学実験の研究ならそのあたりの「引き際」についてなんとなくわかるのですが、果たして神経科学なら条件の差とコントラストの差でどこまでの議論ができるのか?という線引きがぴんとこないのです。
これはたぶん、わたしの神経科学経験値が心理学に比べて低いせいだと思うのです。
かといってMRI実験をばんばんうちまくれるような時間と金銭の余裕がないもので、文献で補おうとした次第です。
たとえば、記憶課題でA条件がベースラインよりも「正答率が低くなった」という結果から、「A条件に関与する要因Xのせいで記憶が阻害された」という推論は「普通」に思えます。それは「正答率が他の条件より下がる」ことは「心理学実験の条件間の差が記憶を阻害した」ことを表す、というコンセンサスがあってわたしがそれを知っているからだと思います。
では、MRI実験で、「コントラストが出る→特定の部位が活動する」というのはどこまでのことに対応するのでしょうか?神経科学的な結果に、どこまで心理学的な推論(心的機能など)をのっけられるのでしょうか?
と、いう疑問なのですが、なんか考えすぎな気もしています。
あんまり一人で煮詰まってないで、しかるべきところのしかるべき議論でたたかれてくるのが一番な気もします。
なんか長くなった上にもやもやした説明で申し訳ありません。
言い換えると、その根底にある脳全体の神経メカニズム(それはネットワーク構造かもしれないし何かの神経表象アルゴリズムなのかもしれない)の、どの部分を新しい知見が明らかにしたのかを明確にすべき、ということです。ネットワークのハブなのか、それとも異なるネットワーク間のスイッチなのか、はたまた神経表象Xの中の下位集合X1を表しているのか・・・。
僕が常々ブログで「クリスマスツリー的fMRI」と揶揄するのは、ただ「光った!」と喜ぶだけでその意義をまるで明確にしない単純賦活型fMRI研究が多すぎるからです。今後のfMRI研究はその「クリスマスツリー」ドグマから脱却しない限り、独自性を保つことは難しいでしょう。
頑張って下さい。
やっぱり結局は、行動実験での条件の差分のとりかたで、いかに心的機能をうまいことあぶりだして「光った」ところに対応づけるか、というのが実験心理屋さんのMRIアプローチ王道になるのかな、という気がしてきました。
いかにうまいこと差分を設定できていたか。
が、問題なんですね。
ようやく考え方の糸口をつかめてきた気がします。
・・・しかしそこから先もたいへんなような気もします・・・
という理屈をきちんと説明できるかどうか、が重要なのだと思います。これが十分に説明できていないとみなされればrejectされるでしょうし、できていればacceptされるでしょう。
要は背景にある大きなストーリーというジグソーパズルの中のどこに、新しい知見を一つのピースとして当てはめることができるかだと思います。
「なぜその差分が重要なのか」を説明できなければ、そもそも心理学の論文としてもだめだめになってしまいますものね。
どうも慣れない手法だからといって大きな絵を見ることを失念していたようです。
どんな手法であれ、先行研究と自分の研究の位置づけ、実験のデザイン(とその新奇性)が重要なのは変わりませんよね。
もう一度仮説をしっかり見直そうと思います。