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めもめも ...〆(。_。)

認知心理学・認知神経科学とかいろいろなはなし。 あるいは科学と空想科学の狭間で微睡む。

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Journal of VisionがいつのまにかHP移転してリニューアルしてるー。
www.journalofvision.org/
いつのまにー。

やっぱあの重たいHPは不評だったんだろーかー・・・


そんなことより、きょうtDCSの被験者してきたwwwww
はじめてのtDCSだwwwww
TMSはもう何度もあるけど、tDCSははじめて。
何年か前にtDCSやってる研究者がどんなもんか話してたの聞いたけどさっぱりわからなかった。
そのときのめもを見ようとして昔のノート開いたら「イカはすぐしぬ」って書いてあって吹いた。
ああ某シンポジウムでのイカのセルフイメージの話めもだ。
めも用ノートってカオス。

んでそのノートのtDCSについてをいちおうめもっとく。

transcranical Direct Current Stimulation。
電極の+と-とをつける。電流の向きをコントロールできる。
NMDA受容体にきくという説がある(ノートではソース不明)。
TMSより音や痛みが不快でない。
電流の向きによってfacilitate/supression切り替わる。
最初に食塩水でぬらしたりする。

オブジェクト検出か何かの研究で、10分刺激して2時間IPSの活動があがった(もしくはさがった)。
陽極だとオブジェクトが見えなくなりにくくなる(検出しやすくなる?)。
陰極だとオブジェクトが見えにくくなる(検出エラーが起こりやすくなる?)。

1箇所を刺激して他の箇所の活動が変化するかを見ることができる。
片側のMTの活動さげると反側で活動あがるとか。

あとTMSで見られるようなphosphene見える。
蛍光灯がちかちかしてるよーなかんじらしい。
白か青みがかった灰色だとか。
TMSだとphospheneは中心から周辺への光だけど、tDCSだと周辺視野でみえる。
それと「手になんかの感触がある」という報告もおおいそうな。
経路についてはまだ不明(といってもこのめもをとった2008年の時点で)。

左DLPFCに陽極おくとphosphene見えにくくなる。
MTに陰極おくとphosphene見えやすくなる。

他にもWM容量かわるという研究あるらしい。


まあだいたいめもはそんなかんじ。
さて実体験としてどうだったかというと、そんなに痛くなかった。

実験場所が、前にそこの研究室での研究会やってた場所でびっくりした。
まあ心理学屋さんじゃなかったら実験室とかないのか。

脳波の機械みたいなハコの機械があって(TMSよりだいぶちっさい)、赤のコードと青のコードそれぞれ2本の電極があった。
電極のとこはきいろいスポンジで挟まれてあって、スポンジはなんかの溶液(食塩水だろうか)入ったマグにつっこんであった。
そしてその横に鎮座まします、は・か・たの塩。
えちょっとまじで!?
実験にはかたの塩つかってんの?
・・・食塩水だったらなんでもいいのか・・・

数ミリアンペアの電流を流しますよ、20分以内なら侵襲的な影響はないということですよ、抵抗さげるペーストでちょっとかぶれちゃうひといるかもね、という説明を受けて同意書サイン。
ええツッコミ禁止ですよもちろん。

んで行動課題のほーの説明もうけて、いざ装着。
刺激するべき部位のめどをだいたいつけたら、抵抗をさげるためのペーストをぬりぬりされる。
んで幅広のゴムバンドを頭にまいて、そこにスポンジ電極を挟み込むというわけさ。
さあ、いざ!となっても何も感じない。
あれーそんなもん?と思ってたら、髪の毛がじゃまして抵抗が高すぎたらしい。やりなおし。
フヒヒwwwwサーセンwwwwww髪の毛多い子なんですwwwこれでもこないだ美容院で梳いてもらったほうなのよwwww
実験者のひとに「髪留めを用意しておけばよかった」といわれた。ごめんなさい気が利かなくて。

包帯とめる用テープみたいなので髪の毛をとめてペーストぬりなおしてリトライ。
どうなるかな・・・と身構えてると、かたっぽうの電極からじわじわなんかキタ。
感触をたとえるなら、まち針でちくちくされているというかくすぐられているというか。
TMSをでこぴんにたとえるならば(でもでこぴんだとしたら結構力強いでこぴんだよね。むしろゴムぱっちんぐらいじゃね?)これはまち針。
かすかなふれるかふれぬかぐらいのかんじでちくちくちくちくちくちくちくちく。
痛くはない。ような気がする。
でもこのもぅんもぅんもぅんもぅんとしたリズムがなんか・・・変。
これ何十分も受け続けるのはけっこーきついかも。
でもTMSよか楽かも。
んでもゴムバンドのしめつけがしんどくなったりかゆくなったりするかも。
とりあえず今回は無事に終わった。
やなことといえば、抵抗さげるペーストがざりざりすることぐらい。
刺激された部位は、「ちょっとあかくなった」といわれたが自分では見えないし痛くも痒くもなかったので問題なし。

TMSと同様、何か変化が起こったようには自分ではかんじない。
今回のわたしに限って言えば、phospheneもphantomな触覚もなかった。
でもけっこー効果長いんだよねたしか。
まち針の感覚があったほうが、なんとなくぼんやりした感覚があるぐらい。
この感覚は・・・なんだろう、ずーっとおんなじとこ圧迫してて、それが解放されたあともなんか感覚残ってるよーなそんなやつ。
痛くはないがなんかぼんやりした感触が残っている。

まあめずらしい手法を体験できたからよしとしよう。
いやー経験値あがったわー。
やったことのある実験を並べてみる。
fMRI・TMS・NIRS・tDCSと、文系にしてはけっこー種類多いほうかもー。
EEGに関しては学部生のときに実験実習で筋電位でやったけど、あたまにはしてないからなー。
ぜひEEGもやってみないと。
あとはPETとMEGが入ればヒト神経科学実験手法コンプ?
tACSをカウントするかどうか・・・が問題か。
流石に硬膜に電極貼るのだけはできないけど。そしてしたくないけど。
PETもなあ・・・ちゅうしゃきらい。
MEGはやってもいい。
あ。diffusion tensor MRIもやってないや。
コンプへの道のりは長い。

去年度購入した安物マウスパッドがぺらぺらで動いてめんどくさいことこの上なし。
なのでもう工作マットをマウスパッドがわりにすることにした。
工作マット。みどりでめもりのついているアレ。
でかいからじゃまか、というとそうでもなくて、でかいからマウス動かせる範囲が広くて画像処理にべんり。
はんこ押す台にもなるしカッターナイフ使うことも裏にうつるマジック使うことも可。
ちなみにこんなかんじ。

DSC_0415_s.JPG

ビバ工作マット。
異動することがあっても、工作マットは持って行くべし。


工作マットの話は有益だと思うが、自分にだけ有益な話も書いておく。
必要になるらしいのでTOEFLを受ける決心をようやく固めだした。
おかねないとかめんどくさいとかで今まで敬遠し続けてきたが、どうもそうも言ってられないらしいので。
まず
www.cieej.or.jp/toefl/toefl/myhomepage_1.html
を参考にネット登録する。

とりあえずTOEFLのトップページ貼る。
www.ets.org/portal/site/ets/menuitem.fab2360b1645a1de9b3a0779f1751509/

何このURL。トップなのに長い。

登録はしたものの、何日のを受けるのかはちょっとまだ保留。
まあその、いろいろと調整してからかんがうー。
とりあえず登録だけしたってことで。
そのうちTOEFLのべんきょうめもも書くだろー。
いや書かないかもしれん。
まあそのうち。

視知覚を研究している先生に、一度共感覚の実験を受けてみないかと誘われた。
おもしろいから実験を受けること自体は一向に構わないのだけど、果たしてわたしは共感覚のカテゴリに入るのだろうか?

わたしは文字に色は見えない。
黒で印字された文字は黒く見える。
数字に関しては、頭の中で思い浮かべる数字は常に色がついている。
1は青いし2は赤く、3は黄色で4は緑。5は朱色っぽい。6は濃い目の水色、7は緑だけど4より濃い緑。8はオレンジで9はくろくて0は白い。
でもこれは、たぶんカレンダーか何かで得た連想だと思う。
だって1は青いのに「12」って聞いたらなんか赤っぽい。2のほうの面積がでかいからか?
でも結局「連想」でしかない、と思う。

音に色が見えるのは、ちょくちょくある。
でも「常に」とは限らない。
視界を覆う色に我を忘れて没頭するときもあれば、頭の中が色で満たされているのを楽しむ程度のときもある。
いずれにしても、生起条件がある。
音にかなりの意識を向けること。

言っちゃなんだが、わたしはそこそこ耳がわるい。
聴力検査でひっかかったことがない(そもそも聴力検査自体10年以上受けてないけど)から、難聴というレベルまでいかないけれど、男性の低い声はたいてい聞き取れない。
弁別閾の広さもひどい。可聴閾も20そこそこの時点で老人並だった。
(聴覚心理学の講義で簡単な実験をして初めて気づいた。あまりのショックにその講義とるのやめた)
音感なんてものは皆無に等しい。

そんなだから、日常生活ではたいてい聴覚以外の感覚に頼る。
主に視覚。
ちいさい頃から絵が好きだったから、色覚はそこそこ発達しているんだろう。
色覚を研究している先輩に、わたしの色の弁別閾は狭いほうだといわれたこともある。
どうでもいいが、ときどき「夢は白黒が普通」という言説をみかけるけど本当なんだろうか?
生まれてこのかた色のない夢なんて見たこともない。
たぶんわたしの記憶は色覚に頼るところが大きすぎるんだろう。

なので、音に意識を向けると色が見えるのは、一種の補償なんだと勝手に思っている。
わたしの認知系では、音の詳細な処理なんてようやらんやろー。
なのに音処理が必要になるというなら、いちばんとくいな色情報に置き換えるんだろう。
と、勝手にそう思っている。

つまり、音に意識を向けなければ、色で聞こえてくることもない。
それって共感覚といえるのか?

そもそも、共感覚の定義ってなんだろう。
とりあえずぐぐる。
とりあえずうぃきぺでぃあさん。
ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E6%84%9F%E8%A6%9A
うーん定義よくわからんな。

そうか音に色が見えるのは「色聴」か。
ぐぐって出てきた「色聴者判定テスト」やってみる。
www.synaesthesia.jp/whattest.php
でもこれどんぐらいの妥当性・信頼性なんだろうな。
と思ったら研究者のサイトだた。
がんばっていっぱいデータ集めて面白い研究してほしいものです。
しかし結果が保存できないのはつまんないな。
保存できれば晒したのに。

ちなみに結果ではピッチもコードもNot色聴で、キーだけ色聴らしいです。
考えてみたら、弁別閾テストで「今の音はさっきの音と比べて高いですか?低いですか?」という質問に答えられなかった(高いのか低いのかわからなかった)んだから、ピッチで色聴出るはずもないわな。
認識できない情報は区別できんわなー。
あれでもそしたら「聴覚を色覚で補っている」という勝手な予想と矛盾しない?
単に補ったところでわからんもんはわからんということかもしらん。
さらに言うとコードとキーが何をさすものかもわかっていないという。
だって聴覚関連のことすげー苦手なんですもの。

結局わたしは共感覚なのかどうなのかよくわからん。
可能性はある、という程度なのかもしらん。
結局は主観の問題だしなあ。

視知覚の先生んとこで実験を受けたらはっきりするだろうか。
でも確か先生がやってんの文字・色の共感覚なんだよなあ。
だったらわたしはお役に立てないような気がする。
色聴の研究者んとこ行けばわかるんだろうか。

共感覚的経験の最古の記憶っていつだろう、と考えたらへんな仕切りにぶつかった。
20になるかならんかの頃、共感覚的なことをそのとき身も世もなく尊敬していたヒトに話したら「そういう比喩は嫌いだ」と言われたのだった。
わたしにとっては生々しい感覚だったのに、気取った比喩だと捉えられたことにひどくショックを受けて、そこらあたりからその尊敬していたヒトとの対人関係に亀裂が始まった、ような。
それ以来、そーゆーのはひとには隠すもの、みたいな概念があった気がする。
それ以前は、けっこー無自覚で、単なるイメージとしか考えてなかったんじゃね。
忘れっぽい上に「隠すもの」と捉えていたせいか全然思い出せない。
音感もないし不器用なせいで楽器が演奏できず、学校の音楽の授業は苦痛だったもんなあ。
古典的名曲を聴いて感想を書きましょう、という課題だけは好きだった気がする。
でもどんな曲を聴いてどんなイメージを持っていたのか全然思い出せない。
結局最古の記憶すら思い出せませんでした、というしまりのないオチ。


なんだかんだいって、共感覚かどうかはともかく、わたしはそーゆー視覚に頼ったものの感じ方をするんだな、ってだけかもしれない。
わたしの認知系では、外界の捉え方が視覚中心だということだ。
それが共感覚かどうかってのは、わりかしどうでもいいことなのかもしれない。
空の青さが共有できないように、ピアノの青さも共有できないんだろー。
「こころ」なんて、そーゆーもんだよな。

とりあえず吐き出す。

ゴミみたいな結果になりやがったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。

突貫で解析してこんなしょぼしょぼの結果かよ。


・・・いや、これは予想の範囲内だ。
一応次の手あるもんね!

その次の手だめだたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。

・・・いや、まだ別の方法用意してるもんね。
むしろこっちでうまくいけば行動データとの対応とりやすいもんね。
想定の範囲内だもんね。
まだだいじょうぶだもんね!!!

と、じぶんでじぶんをはげます。
いやこの方法こそうまくいくはずだし。さっきの失敗はこの方法のための布石だし。


というわけで、てきとーにかたづいたらまたおべんきょうとか悠長なこと考えてたけど延期。
いやまあそんなもんですよ。実験なんて。
べ、べつにへこんでなんかないんだからね!
もしこれがだめでもあともう2手ぐらいはなんとか想定できるもんね!

まあそんなもんだよな。うん。
とりあえず今やってるのがうまくいきますように。
おいのり。

今日、衝撃的かつ「現場」じゃないとわからない話を聞いたのでめも。

・・・MRI装置に「入らない」ヒトは、存在した。


いやー本人が自虐ネタへいきなひとでよかった。
某機関でfMRI実験の参加者になろうとしたとき、中にはいるときにえらい目にあったらしい。
腕をからだの上にのっけても、外側ががりがり装置のガワにひっかかったとか。
あえなく実験は中止。

・・・やっぱあるのね、そういうこと。
ちなみにそのヒトの見立てだと、どうも100kgあたりが「ボーダー」らしい。

・・・うーん。
こんな知識、どんな論文読んでも手に入らないわ。

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