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めもめも ...〆(。_。)

認知心理学・認知神経科学とかいろいろなはなし。 あるいは科学と空想科学の狭間で微睡む。

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先週末にルピシアのダージリンフェスに行ってきたよ。
ルピシアはファーストフラッシュ・ダージリンをちやほやしているからのう。
その年のファーストフラッシュに騒ぐのって日本人だけらしいな(ただしソースなし)。
まあ新茶で騒ぐ国民性だものね。

いろんな茶園別ダージリンを味見できます。
ただし紙コップに数口分ですのですぐぬるくなります。
んでもいろんなキャラクタのダージリンを味見できたのはおもしろかった。

その中で気に入ったものを1つだけ買って来た。
「ピュグリ」という茶園のとこの。
パッケージはこんなかんじです。

DSC_0454_s.JPG

あとダージリンフェスのおまけとしてティースプーンもらった。
きんぴかです。
べつにきんぴかである必要はないと思うんだが。
もし来年のダージリンフェス行ったらおまけは何をくれるんだろうか。
またティースプーンだったりするのかな。
そうするとティースプーンが際限なく増えてって、最終的には骨董市でティースプーン買ったりするようなティースプーン蒐集家になってしまったりするんだろうか。
そんな妄想をしました。
・・・1こあれば足りるものを蒐集するってかなり無意味度高いな。
これがカップ蒐集であれば、気分によってカップ換えて使うとかありうるから実用的なのに。
「気分でティースプーンを換える」となるとこれはもはやマニアじゃん。
茶葉を掬う一瞬に気分を求めるとか。

閑話休題。
ダージリンフェスでもらったパンフがおもしろかったです。
それぞれの茶園のダージリンを、香り因子と味わい因子でプロットしてんの。
香り因子は「フルーティーな」←→「花のような」、味わい因子は「すっきりした」←→「どっしりした」という尺度。

DSC_0455_s.JPG

これ因子分析とかかけてんのかな。
まあやってないだろうな。
どうでもいいか。

ピュグリのは、「花のような」香りで「どっしりした」味わいらしい。
そして同じ象限のダージリンがあんまない。

「フルーティーな」香りで「どっしりした」味わいのはムジカのダージリンで持ってるので、それ以外を買おうと思ったのよねー。
んでも手持ちでいうとセイロンティーなんかはわりと「花のような」香りで「すっきりした」味わいだから、「フルーティーな」香りで「すっきりした」ものか、「花のような」香りで「どっしりした」ものにしようと思ったわけさ。

ピュグリは説明書きにあるようにつつじっぽい香りがなんとなく気に入った。
あと同じ研究室の女性がわりとどっしりめの紅茶を好む傾向がある(ただし本人は「そんなことないですよ」って言う。いや無自覚なだけでアナタわりとがっしりしたインド紅茶お好きじゃないですか)ので、これにしたのさ。

葉っぱはこんなかんじ。

DSC_0458_s.JPG

ファーストフラッシュだけあって、青みがかった葉っぱが多い。
まさに「新茶!」ってかんじですな。

淹れるともーすごい勢いで香りがたちこめる。
こんなに香るものか、ファーストフラッシュダージリン。
つつじっぽい香りがなんともいえずさわやか。
香りにテンションあげすぎて水色撮るの忘れてた。
一応2煎したので2煎の色うp。

DSC_0460_s.JPG

さすがに色は濃くなってますが、それでもオレンジ色が明るい。

香りがぶいぶい言ってるうちはさっぱりまろやかな味ですが、温度が下がってくるといかにもインド紅茶ってかんじのシャープな渋みがはっきり出てきます。

同じ地方の茶葉でも茶園によってこんなに色や香りが違うものなのだなあ、というのが面白かった。
今回のパンフに書いてあった香り因子と味わい因子による分類は、他の茶葉を分類するときにも使えそうだ。べんきょうになった。


・・・まるで趣味人のぶろぐみたいになってますな。


そいや去年の年末にアメリカ出張した後輩がくれたお土産のフレーバーティーが手付かずだったね、ということでちょっと味見してみた。
さくらんぼフレーバーということでこんなパッケージ。

DSC_0053_s.JPG

ボストンで紅茶、となったらボストンティーパーティー事件しか思い浮かばないのですが。
世界史で習ったときに、なんだそののんきな命名は、と驚いたような。
しかし今でも紅茶がお土産になるんですね。
歴史って連続体だなあ。

中を開いたらぺらぺらのしろいふくろ。
ふくろをひらいたらぺらぺらのティーバッグ。

DSC_0061_s.JPG

・・・いや、予想してたけど、これイギリスのティーバッグよりつくりがぞんざいじゃないか?
まあティーバッグをごていねいにしっかり作りこんでるのなんて日本ぐらいか。
日本だったら麦茶パックでもこれよりしっかりしてるよな。
当然茶葉の粉がもろもろこぼれている。
もちろん気にしたほうが負けなので気にしない。

開封した時点で、あまずっぱいくだものっぽいフレーバーがあたりに漂う。
いいねえ。楽しみだ。

そして、お茶を淹れて水色がこれ。

DSC_0074_s.JPG

・・・ちょっと色合いがダークね。
別に濃く淹れたわけじゃないんだけど。
でもアメリカンチェリーってたいがいダークな赤だもんね。
そんなもんなのかも。
と勝手に納得しておくことにする。


さて。
ひとくち飲む。

・・・違和感。
もうひとくち飲む。

・・・・・・さらなる違和感。

・・・あれ、なんでお茶にした時点で、あの「あまずっぱいにおい」がどっかいっちゃってるの・・・?
しかもこのにおい、さくらんぼじゃなくて、でもなんか知ってるにおいだ。

しばし考え込む。

・・・あれだ。

・・・・・・さくらもちのにおいだ!!!

・・・つーかあれだ。

・・・・・・・・・ズブロッカのにおいだ・・・


まあさくらんぼもさくらもちも元を正せば同じ桜の木。
匂いが似てるってのも納得いくよーな・・・いややっぱり納得いかないよーな。

しかしズブロッカのにおいだと一度思ってしまうともうこれ色のついたズブロッカじゃね?としか思えなくなってくるから困る。
いやアルコールはないんだけど。
なくていいんだけど。紅茶なんだし。

なんで紅茶にズブロッカ臭つけるかなー。
というかなんで「さくらんぼフレーバー」がズブロッカ臭かなー。
なんとも割り切れない気持ちになる。

どうやら、香水で言うところの「トップノート」が開封したときのくだもの臭で、「ミドルノート」がズブロッカ、「ラストノート」がさくらんぼ、という構成だったらしく(本当か?)しばらく飲んでるとあまずっぱいにおいも出てきたんですが、最初に口をつけたときのさくらもち臭に違和感が残りまくるという有様。

ボストン紅茶、おそるべし。

まあ今の時期ですからありていにいうとしゅらばりっくろーどです。
修羅の道です。
だいたいこんなご時勢で研究者になりたいとか。もうあほかとばかかと。
それを修羅の道と言わずして何と言う。

そんなすさんだ話をするのもアレなんで、今日はひさびさにほっこり紅茶話を。
こないだムジカ紅茶で一番のお気に入り、ピーククォリティー・ヌワラエリヤを封切ったんで画像をうpしときます。

ヌワラエリヤはセイロンティー、つまりスリランカのお茶ですね。
ムジカはスリランカ紅茶140周年記念缶を作ったり、何かとセイロンびいきですね。
セイロンティーはインド茶にくらべて渋みがやわらかいイメージがあります。ムジカでも「日本人好きのする紅茶」といわれていたような。

それはともかく袋です。

DSC_0040_s.jpg

金文字です。
だってヌワラエリヤの、いちばんいい時期(=ピーククォリティー)の茶葉ですもの。

茶葉を出してみます。
リーフティーじゃなくてブロークンタイプですね。

DSC_0042_s.JPG

少し色が明るい茶葉です。
いわゆるオレンジペコーさんですね。

オレンジ色だから、オレンジペコーなのですよ。
オレンジ味ではないのですよ。
という話を新入生にしたら驚かれました。
オレンジ味なのはシャリマティーだよ!
あれはあれでおいしいのだけど。

DSC_0049_s.JPG

水色。
赤い。
さすが紅茶。

ヌワラエリヤは香りもよい。
香りのよい紅茶といえば、紅茶のシャンパンとの異名を持つダージリンですが、ヌワラエリヤを「セイロンのダージリン」と称するひともいるのだとか。
香りは似て非なるかんじですけどね。
しいていうなら、ヌワラエリヤのほうが草花っぽいイメージ。
ダージリンはどっちかってーと樹木の花っぽい。
まあ「マスカットフレーバー」だし。ぶどうって樹木だし。

んでもって、渋みはしっかりあるものの、角のないまるい味わいです。
ちょっとおいしいお菓子を食べるときに淹れたいお茶。


まあそんなかんじで、お茶を淹れつつしゅらばりっくろーどを往くのです。

さて。
満を持しての登場、ムジカの「オータムナル・ダージリン」だぜー。

今持ってる茶葉の中ではいちばんおたかいものです。
茶園別だし。ダージリンだし。

DSC_0109_s.jpg

袋はこんなかんじ。
秋っぽい黄色み(というより茶色み)のみどりのラベル。
ふくろは100gですね。
ちなみに茶園はゴパルダラ茶園。

今回なぜかムジカの店舗にいるおねーさんが、茶葉説明の紙をくれなかったので。詳細を知ったかすることができません。しょんぼり。
セカンドフラッシュのときはちゃんと説明の紙あったのに。
まあでも今説明の紙見直しても、ムジカにおけるダージリンのクラス分けみたいな話で茶園ごとの違いとか書いてなかった。
まあいいや。

店舗のおねーさんに聞いたところ、ゴパルダラ茶園のは、渋みがシャープなのが特徴だそうな。
基本がやわらかセイロンティーなので、インド茶っぽくシャープなやつを選んでみた。

こちらが茶葉。

DSC_0113_s.JPG

さすがハイクラス、茶葉が縒ってるねえ。
あとダージリンだけあって若干みどりめっぽい気もする。
袋のラベルは剥いでウェッジウッドのダージリンのカンカンにぺとり。
このカンカン、密封できてんのかどうか若干不安なかんじはあるものの、せっかくダージリンなんだから他の種類の茶葉のカンカンよりかよかろーと再利用してます。
ウェッジウッドのロゴは茶園名シールで隠す。
これもムジカ色を強めるため。
自分どんだけムジカだいすきやねんとセルフツッコミ。

お次は水色。

DSC_0125_s.JPG

ダージリンらしい、淡い色合い。
渋みがきつすぎるのは苦手なので、茶葉のジャンピングが静まった頃合(3分よりやや短い?)で注いだせいか渋みもそんなにきつくはない。
まったり感ありつつも、渋みはしゃっきり(よくわからない説明)。
香りのほうは、いわゆるマスカットフレーバーよりも少し干草系に近くなってるよーな気がする。
まあ草っぽい香りのシャンパンもあるだろーからよしとしましょう。
ぶどうのシャンパンも紅茶のシャンパンもジャムのシャンパンもすきですよ。
でも庶民なので、地方限定のお高いものよりも、さほどお高くないスプマンテのがすきかも。
(ぜんぜん関係ない)

マスカットフレーバーで渋みがっつりじゃなきゃダージリンとは認めない、というお方にはセカンドフラッシュのが向いてるかも。
わたしはどっちもすきだなあ。(よくばり)
ファーストフラッシュはちゃんと袋で購入したことがなかったよーな気がする(喫茶のほうではのんだことあると思う)ので、それはまた春になってから検証します。

もう1週間たったしネタバレを心配する必要もなくなったので公開。
今年のバレンタイン風景。

複数人でのたくらみだったよ。
ひとんちでおかし作るってなんだか新鮮だったよ。

ちなみに今年はチョコクッキーだったよ。
日持ちもするし型崩れもそんなにしないすぐれものだ!

製作風景。

PICT0075_s.JPG

2種類つくった。

PICT0077_s.JPG

見た目がぼこぼこなほうのクッキー。
これチョコチップとくるみが入ってるんだぜー。
若干あまめ。

PICT0080_s.JPG

カントリー○アム味とか言われました。
もう1種類のはアーモンドで、ちょぴしビターめ。

まあそこそこ評判よかったのでよしとする。

でも世の中には手作りとかきもちわるくてたべらんなーいってひとも若干名いらっしゃるから注意が必要ですね。

お菓子屋の陰謀と揶揄されても楽しければ問題なし。
さあ来月はどんなお菓子つくろうかなあ(名目があればなんでもいい)。

ちなみに香り付けに用いたマイヤーズダークラムは、ラムミルクにして嗜んでいます。
これけっこーんまんまよ。
ミルクティーにいれるのもよし。
冬のラムミルクティーは体もぬくまるのでよいよ!
ただダークラムゆえ色がついちゃうので、それがいやなひとにはおすすめできない。

まあ好きなお茶と好きなお茶菓子で好きなように愉しむのが一番。

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