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めもめも ...〆(。_。)

認知心理学・認知神経科学とかいろいろなはなし。 あるいは科学と空想科学の狭間で微睡む。

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なんかのはずみで「なんでニセ科学と科学を区別してあまつさえ科学はニセ科学を糾弾するのか」みたいな問題設定を目にして、「そりゃあサッカーやってるときにアメフト選手が乱入して手でボールを持っていったらサッカー選手は嫌だろ。別々にプレイするならいいけど」みたいなことを咄嗟に思っていたのだけども。
(そういう意味で、わたしの好みにはサッカーとアメフトが共存する。科学の話は勿論大好きだが、オカルトやファンタジーの話も好物。ただしオカルトやファンタジーを楽しむときには「実証」なんて野暮は言いたくないし、科学をオカルト解釈するのも野暮。ようはテクストを楽しめればいいというスタンス。ただしそれぞれのルールの下でな)

もうちょっとクールな(とわたしは思った)答えを見かけたので貼っておく。
http://blog.livedoor.jp/mikako0607jp/archives/51737148.html
打ちのめされるぐらい格差社会の、いわゆる「底辺層」で暮らしているひとが、教育の重要性をぽつりともらすわけだが。
「なぜなら、収入や階級のバックグラウンドとは関係なく国民すべてが15+7の答えがわかって、-2℃と-6℃ではどっちが寒いのかわかる国のほうが美しいとわたしは思うからだ。」
このことばに尽きると思う。
科学のフリをして誰かを搾取しようという試みをちゃんとかわせるほうがかっこいい。
でも自分だけではうまくいかない。
だから情報を探す。
そんなひとのために、情報を提供しよう。
だって自分でもわからないことはいっぱいある。
そういうギブアンドテイクできる社会のほーが、かっこいいとわたしは思う。
ので、「自分のわかる範囲でおかしいと思うニセ科学につっこむ」というのは、「自分の手の届く範囲での社会参加」の一部だと思う。

・・・まあでも、他人を説得する際には「こっちはサッカーしてんだから手つかうスポーツのルールのまんま乱入してくんな」というストーリーのほうがわかりやすい気もする。

どうでもいいが上のブログ書き手はまさに英国版西原理恵子といったかんじで、なんか『ぼくんち』読んでるときのような「ああああああああ」という感情がむくむくする。
あれだよねー。閉塞感と、それでも生き延びたい希望のカクテル。
「どうにもならねえー」と頭を抱え込んでいるこの頃のわたくしめには若干度数がつよいのです。
しかしそれゆえになんかへんに酔っ払うのです。

さらにどうでもいいけど、大学院まで行って貧困なやつというのは、このひと言うところのアンダークラスにもワーキングクラスにもミドルクラスにも、勿論アッパークラスにも馴染まないのかもしれないと思う。
収入的にはアンダークラスかワーキングクラス。しかし頭(知識やらつまんないプライドやら)はミドルクラス。
同族の群れ以外には連帯を求められない可能性とかちょっとしょんぼりですね。
実際日本でも、学生街以外の場所で飲食店とかでバイトしたら「高学歴なんだから俺の知ってることは知ってて当然」扱いとかされてへんな壁かんじるわけですから。

そんな絶望にすら、上のブログの言葉は突き刺さってくるのですよ。
「いつ見ても同じTシャツを着ているほど貧乏でも、自らの信念のために自らの頭脳を用い、生き生きと働いている激烈にアカデミックなおっさんが(本当に)いるということ。」

まああれだ。結論はいつも陳腐だ。
なぜなら真理とか善とかいうやつはもう何千年も前から口酸っぱく議論されていて、しかも完全に実行されることなんて観測できないくらいにゼロに近いのだから。

うむあれだ。いろいろ貧しいが、頭やら心やらの部分は、豊かでいたい。
結局最後にしがみつくのは、ちっぽけな自分の矜持しかないのですよ。
学会ポスター書くのが行き詰ってきたのでちょっと目先をかえよう。
なんか出張持ち物リストとかつくってみる。
他のサイトのを見てて「あ、自分用つくっとこ」と思っただけとも言う。
他のサイトの
http://d.hatena.ne.jp/saebou/20110714/p1
http://d.hatena.ne.jp/next49/20110803/p2

下敷きにするのは去年のめも(http://azcog.blog.shinobi.jp/Entry/246/


~機内持ち込み荷物編~
<絶対にいるもの>
パスポート
旅行保険の書類
おかね
クレジットカード
めがね
航空券関連

<精密機器>
ノートパソコン
ノートパソコンのコード
マウス(ないと発狂するので)
カメラ(愛しているので)
レンズ(上に同じ)
カメラの充電器
いろいろ溜め込んだ外付けHDD(事前にバックアップとっとくこと)

<今回必要なもの>
ポスター(つわものは滞在先で印刷させてもらうらしいが、ひよこハートには無理。布ポスター用紙がまだあるっぽいからそれでいければよし。筒がめどいのでA3を4枚でやるひともいるらしい)
学会とか滞在先の書類(あると入国んとき楽になるかも)

<あるとべんりなもの>
ポケットティッシュ
めがねふき
はんかち(てぬぐいにしたらストール代わりに頸に巻けるが見目はアレ)
ストール
上着(ついたら絶対に寒い)
緊急連絡先めも
ひまつぶし用の本
小分けにした化粧水(透明ビニル袋にいれておくこと)


~預け入れ荷物編~
冬服(もう向こうは秋から冬だ。暖房の季節だ)
コート
つめきり
みみかき
さいばし
マイ箸
化粧品(予備もいれて多めに用意したほうがいい。保湿重視)
化粧かみそり
日焼け止め(念のため)
ポケットティッシュ大量に(向こうのティッシュ固すぎる)
下着、とくにぬくくてかさねばきするぱんつ。
生理用品(とりあえず肌に触れて好みがあるものは持っていくべき)
ストール・マフラー
インスタント出汁
レンジで魚焼けるパック
お茶パック
メイクも落とせる洗顔料(おふろに入らずに寝る日対策)
洗顔料の泡立てるやつ(あるとないとで大違い)
バスタオル(向こうのタオルはすげーもろもろする)
タオル・てぬぐい
洗濯ネット(大2枚小2枚くらいはあったほうがいい)
どうしても手洗いしたいもの用ちっさい洗濯物ぶらさげるやつ
ノート
筆記用具
コンセントの変換プラグ
レインコート
折りたたみ傘
(スペースに余裕があれば)レインブーツ(なめくじに負けないために)
ちっさいお裁縫セット
ビニル袋(ごみや洗濯物やら入れるのに便利)
ジップロックとかの密封できる袋(刻んだ食材の冷凍保存用にも。たたんで使えるし)


~持っていくかどうか迷っているもの~
包丁(共有キッチンの包丁の切れ味が残念だった気がする)
ミルクホイッパー(趣味)
茶漉し(趣味)
電子辞書(結局使わないこと多し)
ソムリエナイフ(あると便利だがそんな飲んでる余裕あるか・・・?)
たためるシリコンのボウル(まだ買ってない。自炊するならボウルは必需品だしなあ・・・)
揚げずにからあげ(あぶらっこいものはいっぱいあるから不要か?)


まあこんなもんか。
後から修正するかも。
昨日は雨だしにちようびだしー、ということで、家のPCで作業していた。
学会ポスターはよ作らなあかんしね。
家のPCは若干年式が古く、イラレのバージョンもちと古い。

持ち帰ったファイルをちまちまいじっていた。
「古いからなんか情報失われるかもー」とか警告は出てたが、まあどうせたいしたアレンジきかせるわけでもなし、共通の機能しかつかわんからだいじょうぶやろー、とたかをくくっていた。

・・・今日。
研究室で「さてそろそろポスターの続きに取り掛かるかな」とファイルを開いたら。
「イラストレーションを開くことができません。指定した処理を実行できませんでした」

でろでろでろでろでろ(脳内BGM)
広がるまっしろなファイル。

・・・ぜんぶきえた。


うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。


・・・ぜんぶやりなおしかよ!!!!

というわけで、イラレのバージョン違いには注意しませう。
という教訓でした。くすん。
そういえばローカルネタ写真撮ってほったらかしのがあったからサルベージしようと思ったけど、どちらかというとグロ写真なので、前フリに違うネタをいれておくことにした。


送り火ってあるよね送り火。
ここらでいうと山に火を放つアレ。
「大の字を犬に変えよう」と企む某大生グループがいるという噂が毎年まことしやかに囁かれるアレ。
まあアレのイメージもあって、送り火ってお焚き上げみたいなもんだと思ってたんですよ。

んが。
今年は地方カルチャーショックを受けてきた。
送り火、焚きあげないんですね某地方。
「送り火するぞー」って言われてわらわら外出たら、なんか短いろうそくがいっぱい入った箱持ってるの。
どうすんのかなーって見てたら、門の前でろうそくに火を灯して立ててる。
あーここで焚き上げるのかなーそういや送り火は門の前で焚き上げるものって読んだことあるなーと思ってたら、ろうそく立てるだけ立ててさっさと歩き出すの。
頭に?のっけながらついていったら、門からちょっと離れた道端にろうそく火つけて立ててる。
そうやって、お墓への道すがら、ある程度間隔あけて火のついたろうそくを立てていくというのが「送り火」なんだそーな。

おそらく、「おうちに帰ってきているご先祖様の霊魂にお墓に戻っていただく」という発想なのだろう。
火そのものが送るのではなく、火は「ご先祖様」の帰り道の道しるべになるわけだ。
しかも、この送り火は15日の日付が変わるちょっと前じゃないとだめなんだそうな。
ねむくっても、23時半から始めないとだめ、といわれた。
日付が変わるというところにたぶん重点があるのだろう。

民俗学は一般教養でちらっとかじった程度でしかないが、そこに何かしらの「明文化する宗教となる前の信仰」があるような気がした。
だいたいお墓がお寺の管轄ではなく、家から徒歩圏内であり、隣の家のお墓も隣というローカル墓地というところからして興味深い。
今はお墓の近くに大きな道路や鉄道が走っているからぴんとこなかったが、民俗学で習った「集落・田畑が中心にあり、ゆるやかな辺縁の向こうが外界」という構造がそのまま当てはまっている。
お墓は集落の辺縁であり、その向こうが外界=死者の世界という構造だったのだろう。
昔話のように聞いていた民俗学の講義内容が、現代の生活にちゃんと息づいているというのがとても面白い。

民俗学なんかも「役に立たない(=お金にならない)学問」呼ばわりされてそうだけど、自分たちのルーツや文化の起源を知るというのは必要な教養なのではないかと思う。
自分らの文化を知らないで外国に対抗できるのかねー。
学部生の頃は、民俗学や民族学(外国にフィールドワークするほう)は面白いけど年がら年中いろんなとこを飛び回らなければならん学問で大変だなー、それにひきかえ心理学は1箇所で学べるからいいよなー、と思っていたけど、そもそもアカデミアの中ではゆっくり1箇所にいられるのはお偉いさんだけなんだから、そんな理由で専攻に選ばなかったのはアホだったと思う。
まあ専攻にしなくても本を読んだりじっくり考察するのは自由だから、それでいいか。

心理学のほーも、心理学の専門じゃないひとにおもしろがられるような何かを提供できるようにしないとなあ。


あ、おまけもつけとこう。

夏休みでした。
過去形。
そーいえば今年は、うちの部局では「15・16日は事務も休むから研究室も休めやコラー(意訳)」というお達しが出てました。
みんなで休みをとって節電しよーという意図なんでしょうね。
これをきっかけに、ちゃんと休暇をとって働くというスタイルが日本に定着するとよいなあと思います。
今の時期、海の向こうはたいがいバカンスっぽいもんなあ。
「バカンスしないと死ぬるから休み明けまで連絡なくても堪忍なー(意訳)」みたいなメールくることもある。
日本はみんなもっと休めばいいのに。

まあそんなわけで休みました。
んで、夏休みっぽいネタを投下。

今話題の新幹線@夏休みVer.です。
kyushushinkansen_1.JPG

光受容体のたんぱく質で有名な某キャラですね。
駅に入ってきた瞬間こどもたちがわらわら群れるので、肖像権に配慮した写真を撮るのが大変でした。
kyushushinkansen_2.JPG

他にもいろいろキャラがいるようですが、よく知らないのでとりあえず手近なとこだけ撮影。
車掌さんも夏服ですね。
こどもに配慮しつつのお仕事されてました。
kyushushinkansen_3.JPG

飛行機なんかでもこういう夏休みVer.な機体見かけますけど、集客効果はあるんでしょうか。
見てて楽しいのは確かですけど。

さてそろそろ本格的にポスターつくらんといろいろとまにあわぬ。
ぬぬぬ。

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