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めもめも ...〆(。_。)

認知心理学・認知神経科学とかいろいろなはなし。 あるいは科学と空想科学の狭間で微睡む。

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出先でつかう用にしているノートPCは、数年前の低スペック低価格もの。
それでもかわいいデザインと低スペックながらよくはたらくところが気に入っているのです。
が。

Psychtoolboxをちらちらいじってみたら問題発生。
このしょぼスペックでは、OpenGLの描画に対応できないそうな・・・。
とりあえずOpenGLをインストールしてみたけどだめ。
http://opengl.seesaa.net/を参考に、MATLABのexternフォルダの中のlibやincludeにつっこんでみた)
opengl software
もやってみたけどだめ。

むりくり実行はできるけど再描画できないわフリーズして入力受け付けなくなるわで悲惨なことになった。

OpenGLが使えない=Psychtoolboxが使えない、ということだ。
いや、描画しなきゃいいじゃんというツッコミもありえるけど、そもそも視覚認知屋さんがグラフィックつかえないというのは致命的すぎる。

つまり、環境が変わるまではPsychtoolboxとはお別れせざるを得ないわけです。
ざんねん。


・・・だったら最初っからVBでよかったんじゃん、と思ったり・・・。

あ、OpenGLに頼らずMATLABのFigureだけでがんばるという手もあるっちゃあるなー。
基本的にあんまし複雑な描画とかやらなくて画像読み込みだけならFigureだけでがんばれそーな気もするけどどうなんだろう。
まあそこらへんはちょっと試してみないとわからないな。
プログラミングは強化学習。

思わず「うおおおおおおおおおおお」と頭を抱えて叫びたくなるようなネタがひさしぶりにvikingさんのところで出てたので釣られてみる。
参照→http://viking-neurosci.sakura.ne.jp/blog-wp/?p=6140

釣られポイントその1.
”真っ当な「神経科学の研究者」が言うことはつまらない”とか本気で言ってるんかああああああ。
わたしの敬愛する某S先生なんて、ガチガチのマウスに電極系神経科学のひとですが、うちの部局一おもしろくて学生に人気のある先生だというのに!
某F先生だって、著書はわたしのよーなあんぽんたんには難しいけど、お話はすごくわかりやすくておもしろかったというのに!
一人でもまともに神経科学者と話してから書けよ!

というわけで、”一般向けの「脳科学本」を執筆することもない。科学者は、市井の人々に語る言葉を持っていないのである。”という命題に対して反例をいくつかあげておこう。
反例があるんだからこの命題は真ではない。
とりあえず前に出した入門書紹介。
http://azcog.blog.shinobi.jp/Entry/329/

脳に焦点をあてるなら

このブルーバックス上下巻はオススメ。
著者は日本人ちゃうやんけーと言いたいひともいるだろうけど、ちゃんと日本語訳されてるんだからありがたいことだと思う。

日本人じゃないけど売れ筋なのは


もし、「日本人著者じゃなきゃ反例にならない」というのであれば


と、まあざっとあげてみるだけでこれくらいはある。

このへんのはだいたい教養課程大学生向けだから、社会人は当然読めるはずだし「一般向け」と言っていいはず。
ゆとり学生あほだあほだと言ってるマスコミの方々なら難なく読みこなせるはずだよ!
だから「つまらない」なんて言う前にちゃんと読んでくれよ。と思う。


釣られポイントその2.
”似非脳科学者たちを妄信する愚を繰り返さぬよう、国民の科学リテラシーを高めることこそ急務である。”について。

実はもうわたしは「国民の科学リテラシー」などというものに期待はしていない。
と、言い切ってしまうと危険だけど、「国民の科学リテラシーを高める」なんて崇高な課題が一朝一夕でできるわけない。
勿論、科学リテラシーを高めるための科学教育は重要なことに異論はない。
だけど現在の「似非脳科学」が広まっている状況をどうにかするには「科学リテラシーを高める」という方法は迂遠過ぎる。
以前友人と少し話したんだが、「合理的でないひとに合理的な説明を以って説得するという方法は合理的ではない」からだ。
合理的でないひとは、合理的な説明や論理展開が苦手だ。
合理的でないひとは、そのひとの感情に沿った説明や説得に従う。
「こうだったらいいのにな」という合理的でない願望に沿った説明があるのならば、その説明に従うだろう。
「このひとはなんとなく好きだな。じゃあこのひとが言うことは信じてもいいだろう」と、印象からくる好悪の感情で真偽を判断する。
それらの是非はおいといて、実際に「似非科学」に踊らされるひとはそういうものだ、たぶん(他のタイプもあるだろうけど、わたしが観察した限りではそう思う)。
だから、合理的ではない人々に「似非科学」(わたしが接するところでは「似非脳科学」、随分長いことはびこっている「似非心理学」)の非合理性、非論理性を説いたところで「わからないこと/むずかしいことを言うひとだ。このひとはあまり好きじゃないな」となって説得としてはネガティブなものになってしまう可能性が高い。
個々の「似非科学」に対応するには、合理的でない人々の説得が必要なのだ。
「こうだったらいいのに」と願うあまり似非科学を受け入れるひとには、「実はそれは逆効果だよ」とその願いと似非科学の無関係さを伝える(この場合、本来ならば科学的検証が必要だが、合理的でない人々が受け入れやすいように戯画化するしかない)べきだ。
似非科学を語る/科学を騙る人物のほうが好意を持たれその言説が安易に信用されてしまうのなら、その人物は好意にも信用にも値しないことを示すか(・・・悪口になってしまうね)、自分あるいは別の専門家のほうがより好意や信用に値することを示すしかない。
結局、合理的でない人々にとっては、「どちらを信じるか」という問題でしかないのだ。
彼らの視座にたてば、科学も似非科学も「宗教」の問題になってしまう。
「科学も宗教のひとつ」という言明は、その一面(だけ)に注目しているものなのだ。
本当に「科学も宗教だ」と思っているひとに、論理的思考による判断を強制することは徒労である。
(長い長い説得の末に変化することはありうる。でも、長い長い説得が可能であるケースというのは少ないのではないか?)
「似非科学」を「倒す」のには、科学的方法では足りないのだ。
「似非科学」がやらかしたように、合理的でないひとの感情に寄り添って「こちらに靡け」と説得する必要がある。
リテラシーの向上じゃない。説得が必要なんだ。
科学サイドはこのへんをもちょっと認識しないとだめだ。科学サイドは「みんなよく考えたらわかってくれるよ」という性善説ならぬ性科学説に傾きすぎだ。

つまりアレだ。
Change Blindnessを「アハ体験」とか言うやつはPerception系の学会で土下座して謝ったほうがいい。
今の世の中で求められているのは、イケメン/美人神経科学者だ!!!
見目麗しく優しい声の科学者が、難しいことを脇において、やっさし~く説得してくれるという構図が必要なのだ!
それなりに論理的な思考ができるひとに対しては、引き続き研究者達は科学リテラシー向上につとめる必要があるのは言うまでもなし。
急募!美貌持ち&優しい説得のできる神経科学者!
・・・まあ何がどうなるわけでもないけれど。


ところで、今年は某学会大会で心理学者vs.某K先生のシンポジウム(正式名称は忘れた)がありますね。
残念ながらわたしは出席できないのですが、心理学方面にあまり深入りせずに「認知機能改善」を旗印にあげた某先生に対して、ど真ん中心理学者たちはどんな反応をし、どんな質問をするのでしょうね。
出席できないのが本当に残念です。

自分のあまりの英語できなさに絶望して異形のものどもに変化しそう。

もうすこし自己解決、略して自決(参考コピペ:http://ameblo.jp/hopipi/entry-10959763076.html)できるようにならねばならん。

そうはいってもなかなかなんともならないので、とりあえず文法チェックしてくれるとかいうのを見かけたので貼っておく。
http://www.lifehacker.jp/2011/07/110720onlinespellgrammercheck.html

ついでに、ミスりやすいスペルのも。
http://www.lifehacker.jp/2009/01/090103top25.html
一位にランクインしている
appreciateとかしょっちゅうミスってるような気がする。


このまま呪われた英語力で生き延びていくことなんか可能なのだろうか・・・
・・・ああ!!窓に!窓に!

気がついたらもう9月になっていた件。
なんかいろんなことに分散してリソースをとられ、結局なにもかもがちうとはんぱになってしまった。
今年こそは海かプールかまたは両方に行くつもりだったのに、夏風邪ループでどこにも行けなかった。
花火すら見てない。
おそろしいくらい何にもない夏だった。
後悔しきり。

でも、ひとつだけ、達成したことがある。
こないだ、小玉すいかが安かったので買ってきた。
憧れの「すいか半玉スプーンでほじくってひとりで食べる」というのをやらかした。

SH3L00290001.jpg

すいかはすばらしい。

なんと、「あなたを学会に招待します!」的スパムがわたし宛にくる。
前の論文について、ぜひうちの学会で講演してください!という話で。
最初は、「え?ひょっとしてinvited speakerキタコレってやつ???」みたいなワクテカ感があったのだけど、めさめさ直前(1ヶ月あるかないか)だし、ぐぐれば内容カスカス(それこそ大会一年前の某学会大会用HPみたいなイメージ)だし、メインターゲット層は臨床系っぽいこと言ってるし、しかも参加費は800USドルときた。
前回は学会開催地はインドということだった。
今日きたメールでは開催地は中国だった。
どっちも内容ほぼ一緒だった。
・・・流石に釣られねえよ!
(前回のインドのときは一瞬釣られかけたのはひみつ。しかし800USドルで即夢から覚めた)

・・・かなしい。
何がかなしいって、あまりにも底辺研究者すぎて、この手の釣りに耐性がないことだよ!
ホンモノのinvited speakerってどういう経緯でなるのかよく知らないから比べられないよ!
たぶんPubMedかなんかで絨毯爆撃的に釣ってるんだろーが、おかねも業績もない底辺研究者なんか釣らないで欲しいのと勝手に思ってしまう。
もっとおかねも業績も潤沢なえらいひとを釣ったほうが儲かりそうなのにねー。
まあそういうひとに招待詐欺なんかやらかすと大問題になるのかもしれないけど。
しかし、PubMed使えるなら業績底辺研究者を釣りリストから外すのって時間と手間はかかれども簡単だと思うんだがなー。
そうやって数を絞って信憑性増したほーが釣りの成功率もあがるだろうに。
その成功率の差分よりも、底辺をリストから除外する人件費のほうが高くつくんだろうか?

まあ、そんな向こう側の心配とかどうでもいいですね。
とりあえずわたしが釣られてぬかよろこびするのがかなしいので、釣りスパムは自粛してほしいです、ほんと。


・・・逆に、食い詰めた博士たちが反社会的行動にはしるならば、えらいひとをターゲットにやたらめったらリアルな学会詐欺とかやっておかねもうけすることも可能なのか・・・?とか思ったりして。
・・・なんというブラックジョーク。

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