めもめも ...〆(。_。)
認知心理学・認知神経科学とかいろいろなはなし。 あるいは科学と空想科学の狭間で微睡む。
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ー後日更新としてましたが更新しましたー
ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』
これも古典。
これでとりあえず古い本読むシリーズをいったん終了とする。
古典は古典でもサイバーパンクの代表ですからね。
ウィキペディアにも堂々「代表」として名指しされております。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%AF
が、読みにくい!
いや読みにくいのは知ってたんですけどね。知ってて避けてたんですけどね。
まあ避けようにもぶつかるときもあるってことさ。
ルビふりまくりの翻訳で、しかもその当時の日本の若者言葉を反映していたりしてとっつきにくい日本語文体になってるのも読みにくさの一因ではあるのですが、そもそも大量に出てくるガジェットや人名にほとんど説明がつかないというスタイルが読みにくさを生み出しているのではないかと。
この本に関してはネタバレもへったくれもありませんね。途中で挫折するひとも多いでしょうが、そもそもストーリーらしいストーリーを追っかけることよりも、サイバーパンクの空気感を楽しむのがメインとなるでしょうから。
ざっとあらすじを言うと、
「ハッキングを生業としていたヤク中の主人公が、へまをやらかしてネットに接続できなくなって荒れてた。そしたらなんか力のあるあやしい奴が、ネット接続を回復してやるかわりにハッキング仕事を依頼してきた。ぐずぐずしてたら恋人も殺され、否応なしに仕事にひきずりこまれていく。護衛のおねーちゃんもエロス。今までのつてをいろいろつかってハッキング成功したけど、依頼主もおねーちゃんも消えた。仮想現実むなしい」
とかそんなかんじかなー。
ぶっちゃけ、現在これをがんばって読む必要なくね?
仮想現実と実在うんぬんしたけりゃ『攻殻機動隊』シリーズ読んだほうがまだ情報量多いしストーリーそれなりにあるし(正直いってあの悪評高い『攻殻機動隊2』よりも『ニューロマンサー』のがとっつきにくいと思う)、サイバーパンク&日本を楽しみたけりゃネットで『ニンジャスレイヤー』が読めるし本も出るし。
ニンジャスレイヤーのウィキは→http://www10.atwiki.jp/njslyr/pages/1.html
本は→
あ、そういえば、『ニューロマンサー』でも日本がサイバー最先端ってことになってますね。
やっぱ精密機器類のイメージがつよいのか?
そしてやっぱり出てくるのが日本の「さらりまん」。
そんなに日本のサラリーマンって特殊かなあ?って思ったけど、春夏秋冬常にスーツ着てるわ朝から晩まで働いてるわバカンスもとらないわでめちゃめちゃ特殊だったわ。
そんな生き物たぶん日本以外いない。
しかしそのへん以外、そんなに日本っぽさを出してるところないのよなー。
どうせだったらニンジャスレイヤーみたいに間違っててもいいからへんな世界観作りこみまくればよかったのにー。
ニンジャスレイヤーなら、登場人物一覧とか用語集とかあるから途中でわけわかんなくなってもちゃんと解説読めるし、それぞれの話は関連してるけど独立してるからすきな話から読んですきなとこでやめられるし(ただし中毒になったら読むのをやめられなくなるけどな!)、今サイバーパンクしたいならニンジャスレイヤー読むほうが絶対よい。
第一部んなかでわたしのお気に入りの話は
『キルゾーン・スモトリ』http://www10.atwiki.jp/njslyr/pages/42.html(例の「さらりまん」が出てくるよ!バイオ・スモトリという生物の生態が観察できる楽しいおはなし)
と
『フィスト・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・オハギ』http://www10.atwiki.jp/njslyr/pages/145.html(オハギに中毒性がある・・・だと・・・!?悲しみの、ヒョットコ・オハギ・ニンジャレクイエム!!?)
です。
オハギが出てくるのは後者の話くらいしかないのだけども、オハギの扱いがおもしろいので、うちの弟なんかもよく「アマイ・・・ウマイ・・・」とニンジャのまねをするくらいのお気に入り。
結局『ニューロマンサー』よりも『ニンジャスレイヤー』の話になってしまった。
うむ。やっぱサイバーパンクたるもの、世界観どこまでごちゃごちゃ作り上げられるかが醍醐味だよなー。
サイバーパンクものは、世界観にそれなりに評価のあるもの以外は敷居が高いよ、ということだな。
とかいいながら、伊藤計劃の『ハーモニー』がまだ積読状態であるという矛盾。
(読めてないから矛盾じゃないのか?)
プログラミングSFだということだが・・・てゆかあれはサイバーパンクに入るのか?
まあそのへんは読んでから考える。
ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』
これも古典。
これでとりあえず古い本読むシリーズをいったん終了とする。
古典は古典でもサイバーパンクの代表ですからね。
ウィキペディアにも堂々「代表」として名指しされております。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%AF
が、読みにくい!
いや読みにくいのは知ってたんですけどね。知ってて避けてたんですけどね。
まあ避けようにもぶつかるときもあるってことさ。
ルビふりまくりの翻訳で、しかもその当時の日本の若者言葉を反映していたりしてとっつきにくい日本語文体になってるのも読みにくさの一因ではあるのですが、そもそも大量に出てくるガジェットや人名にほとんど説明がつかないというスタイルが読みにくさを生み出しているのではないかと。
この本に関してはネタバレもへったくれもありませんね。途中で挫折するひとも多いでしょうが、そもそもストーリーらしいストーリーを追っかけることよりも、サイバーパンクの空気感を楽しむのがメインとなるでしょうから。
ざっとあらすじを言うと、
「ハッキングを生業としていたヤク中の主人公が、へまをやらかしてネットに接続できなくなって荒れてた。そしたらなんか力のあるあやしい奴が、ネット接続を回復してやるかわりにハッキング仕事を依頼してきた。ぐずぐずしてたら恋人も殺され、否応なしに仕事にひきずりこまれていく。護衛のおねーちゃんもエロス。今までのつてをいろいろつかってハッキング成功したけど、依頼主もおねーちゃんも消えた。仮想現実むなしい」
とかそんなかんじかなー。
ぶっちゃけ、現在これをがんばって読む必要なくね?
仮想現実と実在うんぬんしたけりゃ『攻殻機動隊』シリーズ読んだほうがまだ情報量多いしストーリーそれなりにあるし(正直いってあの悪評高い『攻殻機動隊2』よりも『ニューロマンサー』のがとっつきにくいと思う)、サイバーパンク&日本を楽しみたけりゃネットで『ニンジャスレイヤー』が読めるし本も出るし。
ニンジャスレイヤーのウィキは→http://www10.atwiki.jp/njslyr/pages/1.html
本は→
あ、そういえば、『ニューロマンサー』でも日本がサイバー最先端ってことになってますね。
やっぱ精密機器類のイメージがつよいのか?
そしてやっぱり出てくるのが日本の「さらりまん」。
そんなに日本のサラリーマンって特殊かなあ?って思ったけど、春夏秋冬常にスーツ着てるわ朝から晩まで働いてるわバカンスもとらないわでめちゃめちゃ特殊だったわ。
そんな生き物たぶん日本以外いない。
しかしそのへん以外、そんなに日本っぽさを出してるところないのよなー。
どうせだったらニンジャスレイヤーみたいに間違っててもいいからへんな世界観作りこみまくればよかったのにー。
ニンジャスレイヤーなら、登場人物一覧とか用語集とかあるから途中でわけわかんなくなってもちゃんと解説読めるし、それぞれの話は関連してるけど独立してるからすきな話から読んですきなとこでやめられるし(ただし中毒になったら読むのをやめられなくなるけどな!)、今サイバーパンクしたいならニンジャスレイヤー読むほうが絶対よい。
第一部んなかでわたしのお気に入りの話は
『キルゾーン・スモトリ』http://www10.atwiki.jp/njslyr/pages/42.html(例の「さらりまん」が出てくるよ!バイオ・スモトリという生物の生態が観察できる楽しいおはなし)
と
『フィスト・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・オハギ』http://www10.atwiki.jp/njslyr/pages/145.html(オハギに中毒性がある・・・だと・・・!?悲しみの、ヒョットコ・オハギ・ニンジャレクイエム!!?)
です。
オハギが出てくるのは後者の話くらいしかないのだけども、オハギの扱いがおもしろいので、うちの弟なんかもよく「アマイ・・・ウマイ・・・」とニンジャのまねをするくらいのお気に入り。
結局『ニューロマンサー』よりも『ニンジャスレイヤー』の話になってしまった。
うむ。やっぱサイバーパンクたるもの、世界観どこまでごちゃごちゃ作り上げられるかが醍醐味だよなー。
サイバーパンクものは、世界観にそれなりに評価のあるもの以外は敷居が高いよ、ということだな。
とかいいながら、伊藤計劃の『ハーモニー』がまだ積読状態であるという矛盾。
(読めてないから矛盾じゃないのか?)
プログラミングSFだということだが・・・てゆかあれはサイバーパンクに入るのか?
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カテゴリ説明
もっさり:日々の雑感をもっさり。
がっつり:論文や研究関連をがっつり。
びっくり:科学ニュースでびっくり。
まったり:空想科学などでまったり。
ばっかり:デザイン系自己満足ばっかり。
ほっこり:お茶を嗜んでほっこり。
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まったり:空想科学などでまったり。
ばっかり:デザイン系自己満足ばっかり。
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性別:
非公開
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分野は視覚認知。視知覚にがて。
あと記憶全般。
カテゴリ (semanticsか?) とかも。
最近デコーディングが気になる。
でも基本なんでもこい。
好奇心は悪食。
好きな作家(敬称略)
川上弘美
小林秀雄
津原泰水
森茉莉
レイ・ブラッドベリ
イタロ・カルヴィーノ
グレッグ・イーガン
シオドア・スタージョン
分野は視覚認知。視知覚にがて。
あと記憶全般。
カテゴリ (semanticsか?) とかも。
最近デコーディングが気になる。
でも基本なんでもこい。
好奇心は悪食。
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