めもめも ...〆(。_。)
認知心理学・認知神経科学とかいろいろなはなし。 あるいは科学と空想科学の狭間で微睡む。
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今年の学会は有名人が複数きててすごかったなー。
とはいえ自分の今までの仕事をざっくり紹介するだけだったので、若干物足りなさがあったのも事実。
というわけで今年やじうましてきたのまとめ。
まずはPascual-Leoneから。
心理屋さんにとってはTMS大御所のイメージがある(というか不勉強なのでそれしかない)。
英語ウィキペディアもあるのね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Alvaro_Pascual-Leone
学会では自分の仕事をいくつかざーと紹介されました。
わたしのしょぼ耳&不勉強っぷりで間違って聞いてることもあるかもしれないが、わたしなりに整理してめもっておく。
○http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/7500130の話
ピアノの練習したら(1週間くらいって言ってたけど、今アブストみたら5日って書いてあった)指の運動に対応してる脳の領域がでかくなるそうな。
(ちなみにこの効果はイメージの中だけで練習しても見られるそうな)
でもピアニストはそんなにでかい領域になってないらしい。
んで、ピアノ練習やめたら対応領域縮んで、練習再開したらまた領域ひろくなって・・・を繰り返すと、練習再開したときのでかくなり方がだんだん小さくなる(つまりそんなにでかくならなくなってく)そうな。
ピアニストだって対応領域でかくないし、これは「熟達していってる」ということなのだろう。
○http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16022601の話
「可塑性」というのは、「dynamic change of connection」と「establishment of new connection」である、という話。
日本語にするとどうなるんだろう?「神経結合の動的(変化の余地を残した)変化」と「新しい結合の確立」???
なんか違和感ありまくり。にほんごむずかしいな
○グラスゴーでrTMS&EEG開発したという話
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18533272
とか
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22429242
の話らしい。
さっきの話みたいな練習による変化を調べる研究で、練習前後にTMS&EEGしたら、練習後にLTDみたいなかんじの波がみられたそうな。
(この研究についての論文はめもりそこねた)
また、memantineというNMDAレセプターを阻害する薬をつかうと可塑性が低くなるそうな。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17573373
○自閉症では'hyper-plasticity'的という話
なんかめもった論文情報と検索して出てくる論文情報とが食い違うんだがたぶんこれ↓
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21248685
または
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21423512
なんかtheta-burst stimulationとか言ってたし。
TMSでtheta-burst stimulationというやつをすると、健常者でも可塑性高い状態になるのだけども、自閉症(論文ではX染色体の異常と絡められてるみたいだけど学会でそんな話してたっけ?聞き逃しただけかもしらんが記憶にない)ではさらに可塑性高い状態になるらしい。
学習は速く成立するんだけど、忘れるのもさらに速くなるそうな。
同様に、統合失調症でも'hyper-plasticity'がみられるそうな。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21571254
あと高齢化では可塑性下がる。
食事とか運動とかいろんな要因でさらに下がる。
前頭とか頭頂らへんで顕著っぽい。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21519394
や
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21842407
○resting-state MRIとTMSの話
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22160708
TMSうつ前後にresting-state MRIとって比較。
20Hzうっても1Hzうっても似たようなネットワークが見られたそうな。
IPLとmPFC (medialだったかmiddleだったかめもしていない自分はあほだと思う)に抑制的な結合があったらしい。
1Hzだと抑制か促進かはわりと個人差っぽかったけど、20Hzだとだいたい抑制か変化なしだったそうな。
○http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21676037の話
自閉症(論文タイトルみたらアスペルガーって書いてるがな)の成人にPicture naming課題で
左BA45(三角部)にTMS→RT短くなる
左BA44(弁蓋部)にTMS→RT長くなる
○アルツハイマー症患者にtheta-burstした話
めもがぐだぐだすぎて解読不能。
○うつ病患者にTMSうつ話
まだ効果的な領域探し続けてるみたいね。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22658708
のresting-state MRIでターゲットにする領域をさがすというのはほうほうと思いました。
だいたいこんなかんじ。
Pascual-Leone本人は颯爽としてて思ったより若かったです(大御所=お年寄りという思い込みがある)。
しょうもない質問にもていねいに答えていらっしゃったようだ。
やじうまやじうま。
とはいえ自分の今までの仕事をざっくり紹介するだけだったので、若干物足りなさがあったのも事実。
というわけで今年やじうましてきたのまとめ。
まずはPascual-Leoneから。
心理屋さんにとってはTMS大御所のイメージがある(というか不勉強なのでそれしかない)。
英語ウィキペディアもあるのね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Alvaro_Pascual-Leone
学会では自分の仕事をいくつかざーと紹介されました。
わたしのしょぼ耳&不勉強っぷりで間違って聞いてることもあるかもしれないが、わたしなりに整理してめもっておく。
○http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/7500130の話
ピアノの練習したら(1週間くらいって言ってたけど、今アブストみたら5日って書いてあった)指の運動に対応してる脳の領域がでかくなるそうな。
(ちなみにこの効果はイメージの中だけで練習しても見られるそうな)
でもピアニストはそんなにでかい領域になってないらしい。
んで、ピアノ練習やめたら対応領域縮んで、練習再開したらまた領域ひろくなって・・・を繰り返すと、練習再開したときのでかくなり方がだんだん小さくなる(つまりそんなにでかくならなくなってく)そうな。
ピアニストだって対応領域でかくないし、これは「熟達していってる」ということなのだろう。
○http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16022601の話
「可塑性」というのは、「dynamic change of connection」と「establishment of new connection」である、という話。
日本語にするとどうなるんだろう?「神経結合の動的(変化の余地を残した)変化」と「新しい結合の確立」???
なんか違和感ありまくり。にほんごむずかしいな
○グラスゴーでrTMS&EEG開発したという話
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18533272
とか
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22429242
の話らしい。
さっきの話みたいな練習による変化を調べる研究で、練習前後にTMS&EEGしたら、練習後にLTDみたいなかんじの波がみられたそうな。
(この研究についての論文はめもりそこねた)
また、memantineというNMDAレセプターを阻害する薬をつかうと可塑性が低くなるそうな。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17573373
○自閉症では'hyper-plasticity'的という話
なんかめもった論文情報と検索して出てくる論文情報とが食い違うんだがたぶんこれ↓
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21248685
または
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21423512
なんかtheta-burst stimulationとか言ってたし。
TMSでtheta-burst stimulationというやつをすると、健常者でも可塑性高い状態になるのだけども、自閉症(論文ではX染色体の異常と絡められてるみたいだけど学会でそんな話してたっけ?聞き逃しただけかもしらんが記憶にない)ではさらに可塑性高い状態になるらしい。
学習は速く成立するんだけど、忘れるのもさらに速くなるそうな。
同様に、統合失調症でも'hyper-plasticity'がみられるそうな。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21571254
あと高齢化では可塑性下がる。
食事とか運動とかいろんな要因でさらに下がる。
前頭とか頭頂らへんで顕著っぽい。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21519394
や
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21842407
○resting-state MRIとTMSの話
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22160708
TMSうつ前後にresting-state MRIとって比較。
20Hzうっても1Hzうっても似たようなネットワークが見られたそうな。
IPLとmPFC (medialだったかmiddleだったかめもしていない自分はあほだと思う)に抑制的な結合があったらしい。
1Hzだと抑制か促進かはわりと個人差っぽかったけど、20Hzだとだいたい抑制か変化なしだったそうな。
○http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21676037の話
自閉症(論文タイトルみたらアスペルガーって書いてるがな)の成人にPicture naming課題で
左BA45(三角部)にTMS→RT短くなる
左BA44(弁蓋部)にTMS→RT長くなる
○アルツハイマー症患者にtheta-burstした話
めもがぐだぐだすぎて解読不能。
○うつ病患者にTMSうつ話
まだ効果的な領域探し続けてるみたいね。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22658708
のresting-state MRIでターゲットにする領域をさがすというのはほうほうと思いました。
だいたいこんなかんじ。
Pascual-Leone本人は颯爽としてて思ったより若かったです(大御所=お年寄りという思い込みがある)。
しょうもない質問にもていねいに答えていらっしゃったようだ。
やじうまやじうま。
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カテゴリ説明
もっさり:日々の雑感をもっさり。
がっつり:論文や研究関連をがっつり。
びっくり:科学ニュースでびっくり。
まったり:空想科学などでまったり。
ばっかり:デザイン系自己満足ばっかり。
ほっこり:お茶を嗜んでほっこり。
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分野は視覚認知。視知覚にがて。
あと記憶全般。
カテゴリ (semanticsか?) とかも。
最近デコーディングが気になる。
でも基本なんでもこい。
好奇心は悪食。
好きな作家(敬称略)
川上弘美
小林秀雄
津原泰水
森茉莉
レイ・ブラッドベリ
イタロ・カルヴィーノ
グレッグ・イーガン
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