めもめも ...〆(。_。)
認知心理学・認知神経科学とかいろいろなはなし。 あるいは科学と空想科学の狭間で微睡む。
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時よ止まれ、そなたは美しい。
と悪魔に魅入られた痴れ者が言ったか言ってないかは存じ上げませんが、「時間なんて幻想だ」とフォード・プリーフェクトも断言していることですので、このめもぶろぐの時間軸がたとえ読者の時間軸とまったく一致していなくてもそれはただの幻想にすぎないのです。
という言い訳はおいといて。
個人的にすごくいそがしくなっている/たのです。
(このあたりの時制の混乱については『宇宙の果てのレストラン 』)でだいたい議論され…というかネタにされつくしているので気になる人はそっちでなんとかしてください)
というのも、文系っぽくがっつり非常勤講師なご身分になりまして、講義に追われているだろうっていたのです(さっそくの未来部分的条件節変形半反転変格過去仮定法意図的文法的活用)。
まあ将来のことを考えると、そういう時期もあるさ。
個人的には講義をすることは嫌いではないのです。むしろ好きかもしれん(そんなにたくさんこなしているわけではないのであくまで示唆)。
まあもちろんしょっぱなの「心が読めるようになりますか?」とか「○○ってどういう心理なんですか?」という質問にへきえきしたり、必死こいて90分説明したことを「眠かった」「よくわからない」「難しい」「この話って心理学に関係あるんですか?(知覚や記憶の話するとよくある)」「○○(講義の中でがっつり説明したターム)って何ですか?」ってな感想でかたづけられて意気をおもっきしくじかれたりすることも多々あるのですが。
それ以上に、「知らなかったことを知れてうれしい」「自分の勘違いに気付いた」「○○で日常生活のできごとを説明できるんですね!」「もっと○○について知りたい」「自分でも試してみます」「紹介された実験で○○をしたらおもしろいのでは?」といった反応がじょじょに増えていくのがすごくうれしい。
最初はただ「知識を得る」ことをよろこんでいた学生たちが、だんだんそこから「それはなぜ起こるのだろう?」「別の観点から検証できないか?」「以前出てきた現象・理論との関連はあるか?」「日常生活の現象の説明に適用できるのか?」「講義で出た理論や仮説を応用することは可能か?」といった自分なりの問いを立てていけるようになるというのもよろこばしいことだし、それを傍で見ているのもすごく面白い。
これは高等教育の醍醐味だなあ、と思う。
もちろんみんながみんなそうなってくれるわけではないし、毎回毎回手ごたえあり実りありってわけにもいかないようであろうっている(また例のry)。
ただわたしは講義というものはマンボウの産卵と同じだと思っている。
基本的に教育というものはミームの伝達だ。
わたし自身も、これまでの先生たちや先輩たちからいろんなミームを受け取っていて、(もちろんジーンのように変容もあって)その結果が研究者(ひよっこだけど)としてのわたしになる。
そしてわたしも、後輩たちや受講生たちにミームを受け渡す存在になるであろうっている(ry)。
わたしはミーム的に先生たちや先輩たちの子孫で、後輩たち・受講生の親に相当するであろうっている()。
このミームの繁殖方略を考えたときに、講義形式というのはマンボウの産卵並みにたくさんのたまごを撒く必要があると思う。
どのたまごが育つかわからない。
たまご自身は脆弱ですぐ消えてしまう可能性が高い。
だから、たくさんたくさん撒くのだ。
たくさんのことばを。たくさんの思考を。
ひょっとしたら学生のうちの誰かがしっかりと受け取って、しっかりと育ってくれるかもしれない(「育つ」のは別に心理学関係のプロフェッショナルになるという意味ではなく、ミームを他者に伝達できる存在になるという意味で)。
だからたくさん撒く。
なので、たとえ何人がネガティブな感想を述べようとも、一人でも/一瞬でもミームを受け取ってもらえる可能性があるなら、それに賭けてミームをばらまくしかない。
たぶん高等教育ってそういうもんなんだろう。
手取り足取りってわけにもいかないし。
いやまあ伝達効率が高いにこしたことはないけどね。
これからも、たくさんのたまごを撒こうと思っている。
…だからまあ、めもぶろぐのほうはしばしば幻想時間軸に突入するかもしれない。
何卒ご容赦ください。
と悪魔に魅入られた痴れ者が言ったか言ってないかは存じ上げませんが、「時間なんて幻想だ」とフォード・プリーフェクトも断言していることですので、このめもぶろぐの時間軸がたとえ読者の時間軸とまったく一致していなくてもそれはただの幻想にすぎないのです。
という言い訳はおいといて。
個人的にすごくいそがしくなっている/たのです。
(このあたりの時制の混乱については『宇宙の果てのレストラン 』)でだいたい議論され…というかネタにされつくしているので気になる人はそっちでなんとかしてください)
というのも、文系っぽくがっつり非常勤講師なご身分になりまして、講義に追われているだろうっていたのです(さっそくの未来部分的条件節変形半反転変格過去仮定法意図的文法的活用)。
まあ将来のことを考えると、そういう時期もあるさ。
個人的には講義をすることは嫌いではないのです。むしろ好きかもしれん(そんなにたくさんこなしているわけではないのであくまで示唆)。
まあもちろんしょっぱなの「心が読めるようになりますか?」とか「○○ってどういう心理なんですか?」という質問にへきえきしたり、必死こいて90分説明したことを「眠かった」「よくわからない」「難しい」「この話って心理学に関係あるんですか?(知覚や記憶の話するとよくある)」「○○(講義の中でがっつり説明したターム)って何ですか?」ってな感想でかたづけられて意気をおもっきしくじかれたりすることも多々あるのですが。
それ以上に、「知らなかったことを知れてうれしい」「自分の勘違いに気付いた」「○○で日常生活のできごとを説明できるんですね!」「もっと○○について知りたい」「自分でも試してみます」「紹介された実験で○○をしたらおもしろいのでは?」といった反応がじょじょに増えていくのがすごくうれしい。
最初はただ「知識を得る」ことをよろこんでいた学生たちが、だんだんそこから「それはなぜ起こるのだろう?」「別の観点から検証できないか?」「以前出てきた現象・理論との関連はあるか?」「日常生活の現象の説明に適用できるのか?」「講義で出た理論や仮説を応用することは可能か?」といった自分なりの問いを立てていけるようになるというのもよろこばしいことだし、それを傍で見ているのもすごく面白い。
これは高等教育の醍醐味だなあ、と思う。
もちろんみんながみんなそうなってくれるわけではないし、毎回毎回手ごたえあり実りありってわけにもいかないようであろうっている(また例のry)。
ただわたしは講義というものはマンボウの産卵と同じだと思っている。
基本的に教育というものはミームの伝達だ。
わたし自身も、これまでの先生たちや先輩たちからいろんなミームを受け取っていて、(もちろんジーンのように変容もあって)その結果が研究者(ひよっこだけど)としてのわたしになる。
そしてわたしも、後輩たちや受講生たちにミームを受け渡す存在になるであろうっている(ry)。
わたしはミーム的に先生たちや先輩たちの子孫で、後輩たち・受講生の親に相当するであろうっている()。
このミームの繁殖方略を考えたときに、講義形式というのはマンボウの産卵並みにたくさんのたまごを撒く必要があると思う。
どのたまごが育つかわからない。
たまご自身は脆弱ですぐ消えてしまう可能性が高い。
だから、たくさんたくさん撒くのだ。
たくさんのことばを。たくさんの思考を。
ひょっとしたら学生のうちの誰かがしっかりと受け取って、しっかりと育ってくれるかもしれない(「育つ」のは別に心理学関係のプロフェッショナルになるという意味ではなく、ミームを他者に伝達できる存在になるという意味で)。
だからたくさん撒く。
なので、たとえ何人がネガティブな感想を述べようとも、一人でも/一瞬でもミームを受け取ってもらえる可能性があるなら、それに賭けてミームをばらまくしかない。
たぶん高等教育ってそういうもんなんだろう。
手取り足取りってわけにもいかないし。
いやまあ伝達効率が高いにこしたことはないけどね。
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カテゴリ説明
もっさり:日々の雑感をもっさり。
がっつり:論文や研究関連をがっつり。
びっくり:科学ニュースでびっくり。
まったり:空想科学などでまったり。
ばっかり:デザイン系自己満足ばっかり。
ほっこり:お茶を嗜んでほっこり。
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分野は視覚認知。視知覚にがて。
あと記憶全般。
カテゴリ (semanticsか?) とかも。
最近デコーディングが気になる。
でも基本なんでもこい。
好奇心は悪食。
好きな作家(敬称略)
川上弘美
小林秀雄
津原泰水
森茉莉
レイ・ブラッドベリ
イタロ・カルヴィーノ
グレッグ・イーガン
シオドア・スタージョン
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最近デコーディングが気になる。
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