めもめも ...〆(。_。)
認知心理学・認知神経科学とかいろいろなはなし。 あるいは科学と空想科学の狭間で微睡む。
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風邪を引いて寝込んでいる。
さまざまな夢を見て、起きて薬を飲んで何か口にして、またへんな夢を見る。
学会のシンポジウムか大学の集中講義のようなものに出席していた。
聴衆は少ない。ちいさな講義室ががらんとしている。
テーマはロシア文学か何か。
私はロシアの民話をまとめた本を読みながら先生の話を聞いている。
本を読みながら話を理解できるのかね、とその先生は私に問う。
ええ、と私は答え、本の内容と先生の話を関連付けて説明する。
先生は横に来て、その本を熱心に覗き込む。
終了時間が来たが、先生は私のことを気に入ってくれ、その後も話そうと提案する。
私は喜んで、あるいは当然のように受け入れる。
私は私が特別であることを、当然のように受け止めていたから。
先生と並んで歩きながら話す。
「君はなぜ、専門とは関係ない文学なんてものを読むのかね」
私は笑って、胸を張って答える。
「確かに、私の研究している専門分野と文学は関係がありません。
でも、この研究を始めるきっかけは、哲学の問いなのです。
ですから、私は科学的研究だけでなく哲学の勉強も並行して続けますし、
文学はその素地として必要なのです。」
先生は、ほう、と肯いた。
私は自分のその考えが誇らしくてたまらなかった。
先生は、しろいマルチーズになって、私の足元や廊下の椅子のまわりを走った。
ちょwwwwwマルチーズwwwwww
と思ったら目が覚めた。
あーあーあー。
自分の進む道が間違うはずがないと自信たっぷりの青臭い自分とかいたいいたいいたい。
でも、夢のなかの自分の言ってることが間違ってるとも思えない。
あー。夢のくせにぐっさりささりやがる。
まあそんなこと言っても、今哲学きちんと勉強してるわけでもないんですけどね。
文学そんなちゃんと読んでるわけでもないんですけどね。
なんか、でも、原点を思い出したよ。
夢のくせに。
とりあえず風邪なおさなきゃなー。
さまざまな夢を見て、起きて薬を飲んで何か口にして、またへんな夢を見る。
学会のシンポジウムか大学の集中講義のようなものに出席していた。
聴衆は少ない。ちいさな講義室ががらんとしている。
テーマはロシア文学か何か。
私はロシアの民話をまとめた本を読みながら先生の話を聞いている。
本を読みながら話を理解できるのかね、とその先生は私に問う。
ええ、と私は答え、本の内容と先生の話を関連付けて説明する。
先生は横に来て、その本を熱心に覗き込む。
終了時間が来たが、先生は私のことを気に入ってくれ、その後も話そうと提案する。
私は喜んで、あるいは当然のように受け入れる。
私は私が特別であることを、当然のように受け止めていたから。
先生と並んで歩きながら話す。
「君はなぜ、専門とは関係ない文学なんてものを読むのかね」
私は笑って、胸を張って答える。
「確かに、私の研究している専門分野と文学は関係がありません。
でも、この研究を始めるきっかけは、哲学の問いなのです。
ですから、私は科学的研究だけでなく哲学の勉強も並行して続けますし、
文学はその素地として必要なのです。」
先生は、ほう、と肯いた。
私は自分のその考えが誇らしくてたまらなかった。
先生は、しろいマルチーズになって、私の足元や廊下の椅子のまわりを走った。
ちょwwwwwマルチーズwwwwww
と思ったら目が覚めた。
あーあーあー。
自分の進む道が間違うはずがないと自信たっぷりの青臭い自分とかいたいいたいいたい。
でも、夢のなかの自分の言ってることが間違ってるとも思えない。
あー。夢のくせにぐっさりささりやがる。
まあそんなこと言っても、今哲学きちんと勉強してるわけでもないんですけどね。
文学そんなちゃんと読んでるわけでもないんですけどね。
なんか、でも、原点を思い出したよ。
夢のくせに。
とりあえず風邪なおさなきゃなー。
どうやら悪夢を見ていたらしい。
目を開いて今のできごとが夢であったことを確認して驚いたのは、それが「夢」であったことだ。
わたしはてっきり自分が川上弘美さんか誰かの小説を読んでいると思っていた。
そして小説からイメージされる心象風景を追っていると思っていた。
夢はすみやかにわたしから逃げる。
もはや細部どころか大筋をひろうことさえおぼつかない。
断片的なイメージが脳裏をよぎる。
崖の下にいると思っていたら崖の上にいたような、そういう視点変換系の悪夢だったことは確かだ。
わたしはどこか、田舎じみたところのバスにのって、無遠慮なこどもたちに恐怖し、無愛想な運転手に恐怖して―――
まるで、異形の町にきたように感じていた。
しかし、バスから降りるわたしへの運転手の扱いから、わたし自身が異形のものであることに思い至る。
崖の下でおろされたはずが、崖の上から町を海を眺めている―――
漠然とした不安に頬を叩かれでもしたように、わたしは目を開く。
デスクにつっぷしたわたしがいる。
夢をみていたようだ。
悪夢であったらしいと客観的には判断できるのだが、わたしにはそれが悪夢であるという感触はない。
川上弘美さんなぞの異形ものの小説が、わたしには奇妙に映らないのとおなじように。
まだまどろみをひきずりながら、夢からからだを引き剥がすように立ち上がる。
異形ではないわたしが、洗面台の鏡に映る。
ふいに、右膝ががくんと崩れる。
右半身に体重を預けてねむってしまったため、すっかり右半身がしびれてしまったようだ。
足や腕のしびれを半笑いでかみしめながら、わたしは今この状態が夢なのかうつつなのか判断しかねていた。
とはいえまぎれもなく学会まで1週間ちょっと。
準備はよせな!
目を開いて今のできごとが夢であったことを確認して驚いたのは、それが「夢」であったことだ。
わたしはてっきり自分が川上弘美さんか誰かの小説を読んでいると思っていた。
そして小説からイメージされる心象風景を追っていると思っていた。
夢はすみやかにわたしから逃げる。
もはや細部どころか大筋をひろうことさえおぼつかない。
断片的なイメージが脳裏をよぎる。
崖の下にいると思っていたら崖の上にいたような、そういう視点変換系の悪夢だったことは確かだ。
わたしはどこか、田舎じみたところのバスにのって、無遠慮なこどもたちに恐怖し、無愛想な運転手に恐怖して―――
まるで、異形の町にきたように感じていた。
しかし、バスから降りるわたしへの運転手の扱いから、わたし自身が異形のものであることに思い至る。
崖の下でおろされたはずが、崖の上から町を海を眺めている―――
漠然とした不安に頬を叩かれでもしたように、わたしは目を開く。
デスクにつっぷしたわたしがいる。
夢をみていたようだ。
悪夢であったらしいと客観的には判断できるのだが、わたしにはそれが悪夢であるという感触はない。
川上弘美さんなぞの異形ものの小説が、わたしには奇妙に映らないのとおなじように。
まだまどろみをひきずりながら、夢からからだを引き剥がすように立ち上がる。
異形ではないわたしが、洗面台の鏡に映る。
ふいに、右膝ががくんと崩れる。
右半身に体重を預けてねむってしまったため、すっかり右半身がしびれてしまったようだ。
足や腕のしびれを半笑いでかみしめながら、わたしは今この状態が夢なのかうつつなのか判断しかねていた。
とはいえまぎれもなく学会まで1週間ちょっと。
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カテゴリ説明
もっさり:日々の雑感をもっさり。
がっつり:論文や研究関連をがっつり。
びっくり:科学ニュースでびっくり。
まったり:空想科学などでまったり。
ばっかり:デザイン系自己満足ばっかり。
ほっこり:お茶を嗜んでほっこり。
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びっくり:科学ニュースでびっくり。
まったり:空想科学などでまったり。
ばっかり:デザイン系自己満足ばっかり。
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性別:
非公開
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分野は視覚認知。視知覚にがて。
あと記憶全般。
カテゴリ (semanticsか?) とかも。
最近デコーディングが気になる。
でも基本なんでもこい。
好奇心は悪食。
好きな作家(敬称略)
川上弘美
小林秀雄
津原泰水
森茉莉
レイ・ブラッドベリ
イタロ・カルヴィーノ
グレッグ・イーガン
シオドア・スタージョン
分野は視覚認知。視知覚にがて。
あと記憶全般。
カテゴリ (semanticsか?) とかも。
最近デコーディングが気になる。
でも基本なんでもこい。
好奇心は悪食。
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