めもめも ...〆(。_。)
認知心理学・認知神経科学とかいろいろなはなし。 あるいは科学と空想科学の狭間で微睡む。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
なんかするときにかんけーない情報に気をとられないようにする、いわゆる「抑制」機能の神経基盤についてちょっとまとめてみためも。
とりあえず手元にあるMRI論文とそこから参照できるぶんのみ。
EEGなど他の手法のやつはとりあえずおいとく。
Botvinick, Nystrom, Fissell, Carter & Cohen, 1999 Nature
抑制に関するfMRIの黎明がこれか。
flanker task→ACC
Bunge, Dudukovic, Thomason, Vaidya & Gabrielli, 2002 Neuron
こどもにgo-nogo taskみたいなことやらしたら失敗するし大人でみられたright ventrolateral prefrontal cortexの活動がみられない
Nelson, Reuter-Lorenz, Sylvester, Jonides & Smith, 2003 PNAS
(そうそうたる面子だなこれ)
再認させて、前の試行の再認のときにでてきた項目を抑制
→medial prefrontal cortex & anterior cingulate cortex
Aron, Robbins & Poldrack, 2004 TiCS
この時点での抑制レビュー
→とりあえずright inferiotr frontal cortexじゃね?
Kelly, Hester, Foxe, Shpaner & Garavan, 2006 NeuroImage
Hesterがつくったgo-nogo task
→抑制に関わるのは right inferior frontal cortex/insula
McNab, Leroux, Straud, Thorell, Bergman & Klingberg, 2008 Neuropsychologia
抑制課題(go-nogo taskやstop taskやflanker task)と言語性ワーキングメモリ課題と視空間性ワーキングメモリやって共通項出す
→right inferior frontal gyrus(閾値さげたらright middle frontal gyrusや頭頂も入る)
Lütcke&Frahm, 2009 Cer Cor
go-nogo taskで高解像度
→抑制が正しい(correct rejection)ときにはたらくのは右ACC
Goghari, MacDonald III, 2009 Brain Cog
(リアルに3世の論文ははじめてみた)
Stimulus Response Reversal Task(右っていわれたら左ボタンおすようなやつ)とgo-nogo task
→抑制にはright inferior frontal gyrus
Clapp, Rubens, Gazzaley, 2009 Cer Cor
遅延見本合わせ課題(ターゲットはシーン)の遅延中にディストラクタ(ヒト顔)表示
→単に顔見てるときより課題中はFusiform Face Area(ディストラクタを反映)の活動が有意に低くなった
→Parahippocampal Place Area(ターゲットを反映)の活動が、単に見てるときよりへってなければ課題成績もいい(減少量と成績が負の相関)
→PPAとconnectivity持つのはmiddle frontal gyrus
→FFAとconnectivity持つのはinferior frontal gyrus
Schulte, Mueller-Oehring, Vinco, Hoeft, Pfefferbaum & Sullivan, 2009 NI
stroop課題
→DLPFC, VLPFC, dorsal ACC, parietal cortex, extrastriate cortex, somatosensory association cortex, motor and supplementary motor areas, cerebellum
Braet, Johnson, Tobin, Acheson, Bellgrove, Robertson & Garavan, 2009 Neuropsychologia
go-nogo taskで大人とこども比較
→抑制に関しては両側inferior frontal gyrus, left superior frontal gyrus後部, left inferior parietal cortex, 両側楔部, 両側insula, left lentiform nucleus, ACCとかDLPFCとかたくさん
Velanova, Wheeler & Luna, 2009 JNS
あっちむいてほい的な課題(実際には指示されたのと違う方向にボタン押し)で大人・若者・こども比較
→両側middle frontal gyrusとか海馬傍回とか楔前部とかもういろんな部位
Padmala & Pessoa in press Neuropsychologia
go-nogo taskで報酬操作して動機付けの影響みる
→抑制にはACC, precentral gyrus, superior frontal gyrus, middle frontal gyrus, inferior frontal gyrus, caudate, putamenとかいろいろ
→正答試行と誤答試行のコントラストで動機付け高い条件とコントロールで差があったのは両側inferior frontal gyrusとか
やっぱり前頭前野らへんが多いのか?
エラー監視みたいなんではACCかと思ってたがそうでもないような。
また今度文献追加するかも。
…しないかも。
とりあえず手元にあるMRI論文とそこから参照できるぶんのみ。
EEGなど他の手法のやつはとりあえずおいとく。
Botvinick, Nystrom, Fissell, Carter & Cohen, 1999 Nature
抑制に関するfMRIの黎明がこれか。
flanker task→ACC
Bunge, Dudukovic, Thomason, Vaidya & Gabrielli, 2002 Neuron
こどもにgo-nogo taskみたいなことやらしたら失敗するし大人でみられたright ventrolateral prefrontal cortexの活動がみられない
Nelson, Reuter-Lorenz, Sylvester, Jonides & Smith, 2003 PNAS
(そうそうたる面子だなこれ)
再認させて、前の試行の再認のときにでてきた項目を抑制
→medial prefrontal cortex & anterior cingulate cortex
Aron, Robbins & Poldrack, 2004 TiCS
この時点での抑制レビュー
→とりあえずright inferiotr frontal cortexじゃね?
Kelly, Hester, Foxe, Shpaner & Garavan, 2006 NeuroImage
Hesterがつくったgo-nogo task
→抑制に関わるのは right inferior frontal cortex/insula
McNab, Leroux, Straud, Thorell, Bergman & Klingberg, 2008 Neuropsychologia
抑制課題(go-nogo taskやstop taskやflanker task)と言語性ワーキングメモリ課題と視空間性ワーキングメモリやって共通項出す
→right inferior frontal gyrus(閾値さげたらright middle frontal gyrusや頭頂も入る)
Lütcke&Frahm, 2009 Cer Cor
go-nogo taskで高解像度
→抑制が正しい(correct rejection)ときにはたらくのは右ACC
Goghari, MacDonald III, 2009 Brain Cog
(リアルに3世の論文ははじめてみた)
Stimulus Response Reversal Task(右っていわれたら左ボタンおすようなやつ)とgo-nogo task
→抑制にはright inferior frontal gyrus
Clapp, Rubens, Gazzaley, 2009 Cer Cor
遅延見本合わせ課題(ターゲットはシーン)の遅延中にディストラクタ(ヒト顔)表示
→単に顔見てるときより課題中はFusiform Face Area(ディストラクタを反映)の活動が有意に低くなった
→Parahippocampal Place Area(ターゲットを反映)の活動が、単に見てるときよりへってなければ課題成績もいい(減少量と成績が負の相関)
→PPAとconnectivity持つのはmiddle frontal gyrus
→FFAとconnectivity持つのはinferior frontal gyrus
Schulte, Mueller-Oehring, Vinco, Hoeft, Pfefferbaum & Sullivan, 2009 NI
stroop課題
→DLPFC, VLPFC, dorsal ACC, parietal cortex, extrastriate cortex, somatosensory association cortex, motor and supplementary motor areas, cerebellum
Braet, Johnson, Tobin, Acheson, Bellgrove, Robertson & Garavan, 2009 Neuropsychologia
go-nogo taskで大人とこども比較
→抑制に関しては両側inferior frontal gyrus, left superior frontal gyrus後部, left inferior parietal cortex, 両側楔部, 両側insula, left lentiform nucleus, ACCとかDLPFCとかたくさん
Velanova, Wheeler & Luna, 2009 JNS
あっちむいてほい的な課題(実際には指示されたのと違う方向にボタン押し)で大人・若者・こども比較
→両側middle frontal gyrusとか海馬傍回とか楔前部とかもういろんな部位
Padmala & Pessoa in press Neuropsychologia
go-nogo taskで報酬操作して動機付けの影響みる
→抑制にはACC, precentral gyrus, superior frontal gyrus, middle frontal gyrus, inferior frontal gyrus, caudate, putamenとかいろいろ
→正答試行と誤答試行のコントラストで動機付け高い条件とコントロールで差があったのは両側inferior frontal gyrusとか
やっぱり前頭前野らへんが多いのか?
エラー監視みたいなんではACCかと思ってたがそうでもないような。
また今度文献追加するかも。
…しないかも。
この記事にトラックバックする
トラックバックURL:
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリ説明
もっさり:日々の雑感をもっさり。
がっつり:論文や研究関連をがっつり。
びっくり:科学ニュースでびっくり。
まったり:空想科学などでまったり。
ばっかり:デザイン系自己満足ばっかり。
ほっこり:お茶を嗜んでほっこり。
がっつり:論文や研究関連をがっつり。
びっくり:科学ニュースでびっくり。
まったり:空想科学などでまったり。
ばっかり:デザイン系自己満足ばっかり。
ほっこり:お茶を嗜んでほっこり。
最新コメント
※SPAMが多いのでhttpを含むコメントと英語のみのコメントを禁止しました※
最新記事
(05/08)
(04/24)
(04/10)
(02/03)
(11/01)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
az
性別:
非公開
自己紹介:
興味のあるトピックス
分野は視覚認知。視知覚にがて。
あと記憶全般。
カテゴリ (semanticsか?) とかも。
最近デコーディングが気になる。
でも基本なんでもこい。
好奇心は悪食。
好きな作家(敬称略)
川上弘美
小林秀雄
津原泰水
森茉莉
レイ・ブラッドベリ
イタロ・カルヴィーノ
グレッグ・イーガン
シオドア・スタージョン
分野は視覚認知。視知覚にがて。
あと記憶全般。
カテゴリ (semanticsか?) とかも。
最近デコーディングが気になる。
でも基本なんでもこい。
好奇心は悪食。
好きな作家(敬称略)
川上弘美
小林秀雄
津原泰水
森茉莉
レイ・ブラッドベリ
イタロ・カルヴィーノ
グレッグ・イーガン
シオドア・スタージョン
ブログ内検索
最古記事
(08/05)
(08/16)
(08/19)
(08/19)
(08/21)
カウンター
フリーエリア
PR
Thanks for the information!